「糖質制限ダイエット」という言葉は、すでに多くの日本人がご存知だと思います。
現在の糖質制限ダイエットを一躍有名にしたのは、印象的なCMでお馴染みの「ライザップ」さんだと思います。しかし、ライザップさんの認知度が高まる少し前に、今回のタイトルにある書籍が話題になっていたのはご存知でしょうか?

元々著者の夏井睦さんは、創傷治療を専門としている医師であり、週刊少年マガジンで連載をしていた「ゴッドハンド輝」という漫画にも、その治療法が何度か登場をしています。
しかし、ご自身が生活の中で何気なく取り組んでいた「なんちゃって糖質制限ダイエット」が成功したことをきっかけに、糖質制限に興味を持ち、その道の第一人者でもある江部康二さんとの交流をはじめ、今回の書籍を出版するに至ったようです。

今の日本ではローカーボの方法は、文字通りに腐るほど溢れていますので、その部分については、今回の記事では詳しく書きません。
ただ、この本を軸として私が行ってきた実体験などをベースに、多くの方法とは、少し違った角度からの内容を書いていこうと思います。




今回の記事の結論

まず、今回は先に結論を書いておきます。
今の日本人は、栄養価の高い食べ物を、食べ過ぎている状態です。ですので、眠くならない食事量にすることが、一番のダイエットの方法と言えます。食べる量の基準は、腹五分目くらいを基準とするといいでしょう。
この時によくある○○を食べてはダメ、○○から食べ始める、などの小手先のような内容は一切気にすることなく、一週間を通して、バランスよく食事をすれば、好きなものを食べて大丈夫です。
つまり、この段階では糖質制限も気にしなくてOKということです。

この食事方法を基準にして、駅から家まで徒歩で通う、というレベルの運動を行えれば、運動に関しても十分だと思います。実際に徒歩で通われている人なら分かると思いますが、歩くという運動は、かなり優れた全身運動です。多くの場合、自転車に乗るよりも、健康にいいと思います。
ただ、これだと足りない…と感じるのであれば、一駅前から歩く、もしくは、少し遠回りをするなどして調整をするといいでしょう。

そして、これでも思うようにダイエットが進まない…という人は、今回のタイトルにある「ローカーボ」を取り入れることをおススメします。

つまりは、まずは、食べ過ぎをやめて、普段の食事の量を見直しながら、散歩レベルの運動を日課にする。それでも効果が無ければ、「ローカーボ」を利用する、という順番になります。
この時に、実際の体感だと、ローカーボにするときは、多少食事量が多くなっても大丈夫かな?という感覚があります。

ちなみに、ここまでの内容は、苫米地英人さんの「いい習慣が脳を変える」などを参考にしています。


角砂糖に換算したときのイメージを持つ

夏井さんの書籍でインパクトが大きかったのが、ご飯一膳・素うどん一玉は、角砂糖に換算すると14個分にもなるという内容です。当然だとは思いますが、皆さんは角砂糖を14個毎食食べろ!と言われたら、どう思うでしょうか?シャーロット・リンリンでもない限りは、毎回なんて普通は無理です。
しかし、皆さんは14個分(以上)の糖質を、自然と毎食のように摂取しているのです。


甘くない糖質の罠

糖質の中には、角砂糖のように、ハッキリと甘味を感じる食品以外の食品が沢山あります。
その中の代表例が先程書いた、ご飯やうどんをはじめとした、主食と呼ばれる食品でしょう。

先程紹介した苫米地さんの書籍の中には、「人間は甘味を感じると太る様にできている」という一文があり、この書籍では、人工甘味料も通常の砂糖も、どちらも甘味を感じるので意味はない。
むしろ人工甘味料の方が、ホルモンバランスが崩れるので悪影響が大きい、という内容で先程の一文が出てきます。

ここで重要になるのが、「甘味を感じると太る様にできている」という部分です。
そして、この甘味とは、砂糖のようなはっきりとした甘みではなく、もっと広い意味での甘味を意味していると思ってください。
つまりは味覚的には甘くなくても、人体的には甘味であると認識をされる内容すべてを指して「甘味」と言っているということです。

これは、多くの太っている人に当てはまることだと思いますが、ほとんどの場合、スイーツを代表する甘いお菓子やジュースを、異常に大量に摂取しているということは、ほとんどなく、全くこのような食べ物、飲み物を食べていないのに、太っているという人は多くいるはずです。

このような人物の一人に、元秒速1億円男の与沢翼さんがいます。与沢さんも「ブチ抜く力」の中で、ダイエットのことを書いていましたが、その中でも書かれていたのが、今回の記事に共通をする「糖質を食べ過ぎることで太りやすくなる」という内容でした。
与沢さん自身も、そこまで大食漢ではないのに、なぜか太る…という状態だったらしく、ダイエットをすると決断してから改めて考えると、やはり糖質、主食の食べ過ぎが原因だったようだ、という結論を得たようです。
ただ、与沢さんのダイエット方法は、普通の人が行うとなると、結構な無茶がかかるので、そのままはおススメしません。

このような状態は与沢さんだけでなく、現代人では特に多いでしょう。これは、日本だけでなくアメリカなどでも、ファストフードは太る食事であるという認識が強いですが、それは、カロリー的な意味もそうですが、同時に主食が多すぎるという部分が理由としてあります。
日本ではハンバーガー以外にも、ラーメンや牛丼、うどんなどもありますから、そういう意味では、日本と言うのは、太りやすい国でもあると言えるでしょう。


ご飯の代わりにプロテインを。

これは、私が高校時代に手術をした病院で教えてもらった内容です。
当時の私も、多少の肥満体系だったので、手術のついでに…と診察をしてくれた院長先生に相談したところ、「ご飯の代わりにプロテインにして、後は好きに食べていいよ」という方法を教えて貰いました。
その病院はプロのスポーツ選手も手術をするくらいに、市内、県内では有名な病院だったこともあり、普通の病院よりも説得力がありました。
その数年後に、「炭水化物が人類を滅ぼす」が出版されるのですが、今考えれば、この本よりももっと前から、ローカーボブームの土台があったように思います。

今の私は、この方法は実践していませんが、個人的な体験では、しっかりと効果がある方法の一つだと思います。プロテインが好きな人は、この方法は行い易いと思いますよ。


お酒を飲むか、ご飯を食べるか…。主食は嗜好品と考えよう。


私は飲酒の習慣がないので、臨場感高く書けないかもしれませんが、著者の夏井さんは大の酒好きのようです。
書籍の中では、主食、炭水化物を食べると二日酔いが起きる。しかし、食べなければ、全く起きない。
二日酔いの原因は糖質を取るか、どうかで決まる。というような内容を書かれています。

これに関しては、私自身で実験ができませんので、他人の意見を参考にしていますが、確かに、二日酔いが起きない!という感想が多かったです。
このような理由に関しては、糖質を取るか、取らないかでの、胃滞留時間を例に説明しています。
簡単に書くと、糖質というのは、肉などと比較して胃滞留時間が長く、その分胃酸が多く出てくる。この時に大量に出た胃酸が原因で二日酔いの症状が出る。という風に書かれています。

ただ、これに関しては個人差があると思いますので、しっかりと自分で自制をしながら飲酒をしてください。周りに迷惑をかけないように(笑)

また、主食という呼び方をいったん忘れて、炭水化物は、主食ではなく、酒やタバコなどと同じような、嗜好品だと認識を変えるのです。
個人的な感覚では、主食というよりかは、デザートのような感覚も持つようにしています。
今ではこの書籍で紹介をされているくらいに、ハッキリと嗜好品だとは思っていませんが、以前よりかは、嗜好品であるという認識は強く持っており、食べ過ぎないようにはなっています。


人類は糖質との付き合いが、まだ始まったばかり

人類の文明において、農耕が本格化したのは、約1万2000年前のメソポタミア文明やエジプト文明だと言われています。
初期人類と言われる人々が約700~500万年ほど前に登場をし、約25万年前に直接的な祖先と思われるホモサピエンスが登場をします。
そして、5万年ほど前から、文明の兆しと思われる洞窟での絵画や石器技術などの内容が生まれてきます。おそらく、このくらいの時期から、少しずつ、人間脳と言われる「前頭前野」が発達をしていくのでしょう。
この脳の進化により、人類は、今までの狩猟生活から、一部の地域に居住をするスタイルへとパラダイムシフトを起こしていくのでしょう。

しかし、人類が生まれてからの約498万年間は、糖質、主食と呼ばれる内容である炭水化物とはあまり深い関係ではありませんでした。
皆さんも小学校で習ったと思いますが、この時代の人類の主な食料は肉や魚、そして木の実などがメインとなります。
そこから、先程書いたような初期文明が始まることで、少しずつ炭水化物が身近に変わっていきます。

しかし元々、炭水化物は人間の食生活のメインとなる食べ物ではありませんでした。
これは、言い換えるのであれば、まだまだ人間の体は炭水化物を上手くコントロールできていない…という風に言うことができるでしょう。

この部分に関しては、まだまだ未知の部分が多いので、今後の研究の成果を待つことになりますが、仮説の一つとして、頭の隅にでも置いておいてもらいたいと思います。
なぜ、このような仮説を書いたのか?というと、人間の脳は異常ともいえるくらいの速度で凄まじい進化をしてきましたが、私たちの消化器官は、そこまでの進化をしていないと言われています。
また、脳自体も原始時代からほとんど進化をしていないとも言われており、これらの内容をもとに考えると、まだまだ、炭水化物が本当の意味で、私たちの身近な食べ物になるには、時間がかかりそうだ…と思ったからです。


基本はスタンダード糖質制限か、プチ糖質制限でOK

最後に、「炭水化物が人類を滅ぼす」の中で推奨されている方法を紹介して、この記事を終わりにしたいと思います。ただ、これから書く内容は、すでに多くのダイエット方法で紹介をされていると思いますので、知っている人も多いかもしれません。

まず、スタンダード糖質制限というのは一日3食であれば、そのうちの2食で主食、炭水化物を食べない、というメニューです。書籍では昼食以外の食事で炭水化物を食べないと書いています。
プチ糖質制限とは、一食分、炭水化物を食べない方法です。書籍では夕食をこのようにすることを、おススメしています。

個人的な感覚では、最初に書いた結論の内容でも、ダイエット効果が足りないようなら、まずはプチ制限から取り組むと良いと思います。
この時の糖質を取らない時間は自由にしてOKです。夕食に限らず、自分の好きなタイミングでOKです。
また、固定化する必要もなく、今日は朝食、明日は夕食という感じで、日によって変えても良いでしょう。


過敏にならないで、気軽に取り組む姿勢でOK

今回の記事は、これからの季節に向けて、多くの人が気になるであろうダイエットの内容を書いてきました。
ここでは主に、食事の面を中心で書いてきました。機会があれば、運動の記事も書こうかな…と思っていますが、これに関しては今のところ未定です。

今の日本ではダイエットや美容と言うのは、大きなマーケットになっていますので、様々な内容が沢山あります。
しかし、これらの内容が多く世に出ているということは、違う視点で考えれば、どれも効果がない…ということでもあります。

そもそも最初に書きましたが、日本人は高カロリーな食事を食べ過ぎている人が多すぎるのです。
そして、その高い栄養価をこれでもか!というくらいに、沢山の量を提供するお店も少なくありません。
個人的な体感では、コンビニ弁当や、ホットモットのようなお弁当の量で十分か、少し多いくらいだと感じています。
もし、少し多いかな…?と感じるのであれば、迷わず残して、場合によっては捨ててしまいましょう。
このように書くと、勿体ない!とか言われそうですが、それ以上に廃棄は毎日のように出ています。しかも全く捨てる必要が無く、一口も食べられていない状態のものが…。

確かに態々買った料理を、少しとはいえ、捨てることに抵抗があるのはわかります。
しかし、その積み重ねで自分の身体を壊しては、それこそ本末転倒でしょう。
ですので、ここは今までの常識などを捨てて、新しくマインドを構築してください。

そして、腹五分目を基準にするとは書きましたが、体調不良や、疲労を強く感じているときは、多く食べても、全く問題がありません。

とくに日本人は、ルールのようなものを、異常なくらいに守ろうとする人が多すぎます。
ダイエットに関しても、テレビの過剰な演出のせいで、変に難易度が高いように思わされていますし、与沢翼さんも書籍の中で「ダイエットは10億円を稼ぐよりもきつかった…」とか書くから、おかしな誤解をする人が後を絶たないのです!
そもそも、与沢さんは元から食に対する煩悩が強すぎる人種の人ですから、このような人の言葉を真に受けないように。

まずは、ダイエットは簡単だ!と、認識を変えてください。
このように、今までの思い込みを外すことで、より速く効果が出てきます。

また、与沢さんではありませんが、もっと早く体重を落としたい!と思うのであれば、今回の内容に、自分なりに運動を追加していくと良いと思います。

簡単な内容を少しだけ書いておくと、筋トレなどの無酸素運動と有酸素運動を交互に繰り返す「サーキット・トレーニング」はおススメの内容の一つです。

最近では「High-intensity interval training(HIIT)」という風に呼ばれていますが、基本的には、すでに書いたサーキット・トレーニングと同じ内容です。
(元々は1970年代からあった内容を、このように名前だけ変えているという、一つの代表例だと思ってください…。)

この時のメニューは何でも良いと思いますが、個人的に美容の面でおススメだと思うのは、「ツイスト腹筋」になります。
通常の腹筋よりもお腹周り全体を刺激しますので、速度は気にせずに、自分のやり易いペースで20~30回くらいを行えば十分でしょう。もちろん、他の筋トレをしてもOKです。
有酸素運動の部分も、その場歩きとかで良いと思います。

ダイエットの基本は食べ過ぎない!そして、適度な運動を日課にする!これさえ出来ていれば、太り過ぎることはありません。
ということは逆説的に、このどちらかが出来ていないから太るのです。
問題解決の方法はいたってシンプルです。
小銭稼ぎを目的とする人たちの、おかしな主張に惑わされないでください。


それでは、今日も最高の一日を。