タイトルの内容は
苫米地英人さんの
「超時間脳」
という書籍の最後の方に出てくる一文です。

この一文に関して言うのであれば
日本人は
一つ一つのタスクの処理がゆっくり過ぎる。
同時に
一度に複数の内容を処理できるのに、一つの処理しか行わない。
などが、主に関係をしていますが、これは仕事だけでなく
日常からこの様な状態になっている人が殆どでしょう。

また、この書籍などでは
仕事の生産性を高めたり、学習効率を上げる為に
日常からできる訓練をよく紹介しています。

つまり、日々の過ごし方を少し工夫をすることで
結果として、
仕事や学習にもハイパフォーマンスをフィードバックしていく。
という目的で色々と紹介をされている内容があります。

いくつか簡単な内容を紹介する前に、
その大前提として
まずは
今の自分はもの凄く生産性が低い状態に「させられている」という事実を認識し、
そこから、本来の「生産性が高い自分」へと戻っていく。
という気持ちをしっかりと持ってください。

もっと言えば、すでに自分は
本来の生産性が高い自分である。
という
自己イメージをもってください。

例えば
本来の自分は200ページの書籍を毎回一字一句落とさないで、著者の視点を持って、1分で読み切り、
何度も繰り返し本を読んでいる。
というのが
本来の自分である。
という
自己イメージをまずは持ってください。

そして
実際に読み進めていると、一冊を読むのに6時間かかったとしましょう。
この時に
自分らしくない。
自分はこの本を1分で読み切り、何度も繰り返し読んでいるんだ。
自分に、語り掛けてください。

この自分への語り掛けは俗に言う「セルフトーク」と呼ばれる内容で、
自分のパフォーマンスを始め、
自分自身を作り上げている内容になります。

最新の認知科学では、このセルフトークによって
その人のパフォーマンスから人格の形成までという、本当に幅広い内容に
強く影響を与えていることが分かってきました。

また、同時に他者からの言葉もしっかりと取選択をしないと、不要な内容までも取り込むことになります。

そして、多くの人は自分が不意に語り掛けるセルフトークの内容のほとんどは
他者からの言葉が基になっています。

例えば
仕事をしていて、上司から「なんで、こんなに時間がかかってるんだよ!?」ということを
「一度でも」言われると
人間の脳はその時の言葉を
強く認識をして、記憶するように働きます。

人間の脳は進化の過程で、ポジティブな情報よりも、ネガティブな情報を強く記憶をするようになっています。
これは原始時代などを想像してもらいたいのですが、
危険と常に隣り合わせの環境ですから、
どこにどのような猛獣がいるのか?
どこに敵対している原始人がよく顔を出すのか?
どの食べ物に毒があるのか?
などの
危険が多くありました。

この時の危険情報をすぐに忘れていては、人類は絶滅していたでしょう。
そうならない為に、ポジティブな情報よりもネガティブな情報を強く認識する。
というメカニズムが出来上がったようです。

ですが、
現代においては、基本的にこのメカニズムは不要です。
むしろ、逆向きに働くことが多くなりました。

その典型的な例が
他者からのネガティブな情報を無自覚に受け入れて、パフォーマンスの低い自分、
つまり
取柄は無いが、ミスばかりをする自分
という様な
マイナスの自己イメージの形成を促進するような方向に働くことが多くなっている訳です。

ただ、ここではわかり易くこの様に書いていますが
実際の現場では
「特に取柄も無い凡人な自分」
という自己イメージを形成している人が大体数です。

そうなると
その様な人達の基準となる内容に
平均的に○○をするのには○○必要である。
という様な
科学的な根拠のない、単なる統計の結果を自分に当てはめ、生産性を極端に下げる方向に行ってしまうのです。

つまりは、自分で目標を立ててその内容に取り組むのではなく
ここでも他者の言葉を基準に、自分の生産性を決めているのです。

ここがすでに書いているように
生産性が低い自分にさせられている
という一文の根拠の一つになる訳です。

当然ですが
統計の結果や、個人的な処理時間が
必ずしもあなたに、全員に
当てはまる訳が無いのです。

ですから、本来であれば
仕事であれば、仕事を終わらせるまでの時間が個人個人ばらつきがあって良いのです。
そして、仕事が終わったら、さっさと帰る。
という風にすればいい。

ですが、日本では定時に上がる。
という様な
あらかじめ決められた時間まで、
その場に居続ける…。
という悪習慣が根強く残っています。

つまりは
仕事はとっくに終わっているんだけど、その時間まで「いなければいけない」のだから、
早く終わらせる必要はない。
という感じで、
その拘束時間を目一杯使おうとします。

ですが、ここが生産性を下げる大きな落とし穴になります。

いくら拘束時間までいなければならないからといって
本当にその時間までに終わらせる。
ということを繰り返していると、徐々に生産性が落ちてきます。

理由は単純で、その時間が〆切になるからです。
そうなると、〆切までに終わらせればOKという風に脳が認識をし始めると、
せっかく生産性が高かった人でも、周りに合わせるように、
全てのタスク処理が、周りの人に合わせるように変わってきます。

その状態にどっぷりと浸かれば、多くの人の様な
生産性が極端に低い人の出来上がりです。

これも
周りの人に流された
という言い方で表現しても良い内容でしょう。

多くの場合、
大勢という基準に合わせることは、自分の能力を極端に制限をすることを意味しています。

当然ですが、
100m走を例にするのであれば
100mを10秒台で走れる人と20秒以上かかる人であれば
圧倒的に後者の方が多いです。
そして、折角自分が11秒で100mを走れる人間であるのに
周りの人がみんな20秒以上で走っているからといって、その人達基準に合わせていくと
すぐさま自分もその人達の様になってしまいます。

この様な状態が日本のいたるところで起きているのです。

ですから
本来であれば実質労働時間が3時間~4時間ほどで事足りる所
2倍以上もの時間をダラダラと過ごしていることになるのです。

これでは、時間が足りない…。
という悩みが出てくるのもよくわかります。

が…。

そもそも、特別な能力を必要としないでも、
本来の能力をそのまま使えば、
この様に仕事を3~4時間で完了できることは誰にでもできます。

勿論、個々の具体的な現場においては、色々と無駄なしきたりなどが障害になるかも知れませんが
それでも、確実に、今まで以上に生産性が高くなるのは間違いが無いでしょう。

長々と書いてきましたが
それだけ、この事実を認識しておくことが
とても大切だと理解してください。


そして、日常からできる簡単な方法を2つ程。

一つ目はシリアルな処理速度を速めるために
日々の買い物で、買うものを「一瞬で決める」ということを意識して、買い物をしてください。
慣れるまでは、上手く思考が回らないかもしれませんが、慣れてくると一瞬という時間でも
今までと同じかそれ以上に、しっかりと商品を吟味してゆったりとした体感時間で買い物ができるようになります。

二つ目は複数の処理を同時に行えるようにする方法です。
これは並列度と呼ばれる内容を高める訓練になります。
簡単なものであれば
YouTubeなどの動画を2つ同時に再生して
それをイヤホンなどで
2つの異なる音声として
同時に聴く。
という方法です。

例えば、
一つ目のタブではもも太郎の朗読を再生して
二つ目のタブでは星の王子様の朗読を再生する。
そして、もも太郎と星の王子様の両方を一度に聴く。
という方法です。
当然ですが
二つともしっかりと理解をすることが必須です。
単にノイズとして垂れ流すのはダメです。

これはやってみると以外に簡単にできるハズです。

ですので
本来であれば、
この2つの音声を聴きながら、デスクワークをしたり、本を読んだり、もしくはゲームをしたりしてください。

この状態に慣れてくると
複数の内容を同時に処理することが比較的楽になってきます。

ただし、ここでの注意点は
同時処理に、マルチタスク処理に慣れるまでは
個々の内容の処理が雑になることも珍しくないので
ミスをしたり、ケガなどにつながる可能性がある内容やタイミングでは、行わないようにしてください。

この2つは本当に、誰でもすぐにできる内容です。

ですが、拍子抜けするほどに簡単で身近な内容のために
多くの人が侮っている感覚も強くあります。

実は、この様な侮りも
人間が現状を維持したい為に自然と行わせている行為でもあります。

べつに侮るということが全てそうだという意味ではなく
変化のための材料を提示しても、
変化を起こさせないようにするために
様々な方法で、
行動を起こさせないようにしているのです。

ですので、まずはここを超える必要があります。

その方法は簡単で
とにかくやってみる。
ということです。

そして、このときに得た体感を
上手く仕事や学習などにフィードバックをしてください。


ここに関しては私ではどうにもできません。

個人で調整をして貰うしかありません。


馬鹿にしないで、
是非とも実践をしてください。


きっと、今までと違う体感を得られるハズです。

そして、本来のハイパフォーマンスな自分を取り戻して、
素晴らしい日々を過ごしてください。




それでは
今日も最高の一日を。