実際の書籍の帯にはこのようなことが書いてあります。
「月に500冊読み 1200ページを書く プロの知的生産術、初公開」
佐藤優さんと言えば知っている人は知っていますが、以前に、このブログで何度か記事にしている苫米地英人さんと対談をされています。動画もあるようですので、もし興味のある人は探してみるといいでしょう。

元々は外務省の主任分析官であり、入省後は在ロシア連邦日本国大使館にて勤務、その後は国際情報局分析第一課で主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍をされていました。
書籍の冒頭に「平均で毎月2冊、雑誌連載などのコラムも含めて、月に90もの〆切がある。」ということが書かれており、読んだだけでも、ものすごい人だというのが良くわかります。


今回の書籍では、主に「独学」視点でとても参考になる内容が多くあり、その部分を中心に記事を書こうと思っています。
また、この本の中でも「AIとどのように付き合っていくのか?」という内容も多く出ており、その部分もこれからの時代への視点として、大いに活用ができるでしょう。




この本の「教養」の基準

この本の中では「教養」と言う言葉が出てきます。
大学などの一般教養、俗にいう「リベラルアーツ」と呼ばれる内容ではありますが、その初期段階と言っていい基準を「教養」と定義しているようです。
その基準は「高校の教科書レベルの教養」と書かれており、さらには、これとセットで「自分の職業に必要な知識」とあり、この部分は「大学卒業レベルの基礎知識を身につけたうえで、頻繁にアップデートをしていく」という風に書かれています。

このように書くと「高校卒業レベルの教養なんて私はすでに持っている!」と思うかもしれませんが、個人の感覚的にも、おそらくほとんどの社会人は学校を卒業をしたとたんに、これらの内容を忘れてしまいます。というのも、元々「知識のゲシュタルトを作る」ことが目的ではなく、暗記力を問うことを基準とした「試験に合格をすること」が目的だからです。
これは同じ内容に触れていても、全くの真逆の性質になります。前者が知的好奇心を追求する行為なのに対して、後者はその場しのぎの嫌々の内容です。

例えば、政治をちゃんと理解をするには、それなりの「歴史の知識が必要」になります。これはロシアであれば、現状のロシアという国を理解するには、当然ながら旧ソビエトを含むそれ以前の歴史的な流れを最低限理解しなければなりません。
丁度この記事を書いている途中でWikipediaに使えそうな内容があったので、ここでまた、リンクを張っておきます。

ロシアの歴史

最終閲覧日2019/07/06

ここに書かれている内容はザっとな内容になっていますので、このままでは流石に雑過ぎると思います。ですので、可能であればもう少しだけ知識を深くしてほしいと思います。もちろん、これは強制ではありません。

また、どの程度まで行えばいいのか?という基準は、今回であれば高校の教科書、参考書を基準にして、範囲を決めればいいでしょう。
ただ個人的に思うのは、やはり高校レベルの内容だけでは理解が不十分だと思う内容もよくあります。そのような場合は、別途必要な知識を追加してあげることが大切です。もちろん、自分の中で不十分かな?と思っていても、自分にはこのレベルで問題ないと思うのであれば、そのままでも良いと思います。

安価なサービス、無料のアプリなどでもいいものは沢山ある

高校の教科書や参考書とはいえ、毎年新しいのを購入するのでは多くの人には大きな出費になるでしょう。佐藤さんの場合は趣味と実益をかねているので全く問題が無いでしょうが、そうでないなら、やはり悩むところです。

そのような人には、この本でも登場をする2つのアプリをおススメします。
まずは無料のアプリから。
ただしApple製品に限定されますが、最初から入っている「iTunes U」というアプリになります。
このアプリがすごいのは「ハーバード大学」などの海外の大学や、日本の一部の大学や高校の授業の動画を見ることができることです。
海外に関しては字幕もありますから、これだけでもかなりのものでしょう。

しかし、もっと具体的な内容を…と思う人は、有料になりますが月額1000円ほどで、小学生から高校生までの学習内容の動画が見放題で、テキストのPDFも無料で利用ができる「スタディサプリ」というアプリが紹介されています。
こちらのアプリはそれぞれ塾などのカリスマ講師が作成をした5教科18科目の動画4万本がすべて見放題になります。
ここに先程書いた(おそらく)在籍する講師が作ったテキストが無料で利用できるのですから、塾代だけでなく、テキスト代まで含まれて、約1000円というのは、ものすごくお得でしょう。
当然ですが、この二つはお子さんの受験勉強などにも大いに活躍をします。

ちなみに参考書というのは、教科書と先生という2つの役割を一冊で行うことになるので、人によっての合う、合わない、というのが、かなり強烈に出てきます。
これは参考書を使われた人ならわかると思いますが、自分に合う参考書は本当にスラスラ頭に入ってきますが、その逆だと簡単な内容でもかなり効率が悪くなります。
この時の先生の役割の代りになるのが、先程紹介した「スタディサプリ」の動画だと思います。

そして他の内容も紹介しておくと、「kindleアンリミテッド」などには、日本の古典などの漫画シリーズがあります。
もちろんこれは現時点ですので、もしかしたらアンリミテッドの対象から後日外れる可能性もあります。
しかし私がこれらを読んだ限りでは、古典などの内容はかなりいい出来のものが多かったです。
特に古典というのは、その内容がイメージし難いので苦手な人も多いと思います。
これは音楽でいうところの読譜能力と近いものがあり、一度理解ができるとスラスラ理解ができるようになります。
すべてとは言いませんが、今の時点での「漫画で〇〇シリーズ」は、非常に出来がいいものが多いので、それらを活用するのも良いと思います。

またYouTubeなどには、このような「知的好奇心」を満たしてくれる動画が沢山あります。
例えば、「フィボナッチ数列」が自然界においてどのような状態で存在をしているのか?とか、物理や化学の実験的な内容まで、本当に一つの学校のような内容が沢山あります。
これらの動画や、サイトを利用するのも、楽しみながら学べるコツになりますので、参考までにどうぞ。


自分が好きな時に取り組めるのは、本当に素晴らしい

「スタディサプリ」に「kindleアンリミテッド」、これらすべてを利用してもおそらく月に3000円もかからないでしょう。
しかも、基本的に自分やお子さんの好きな時間に利用ができるというのはとてもいいことです。
というのも、学習が効率的に進む大きな要素の一つに「IQが高い状態で取り組む」という内容があります。
多くの人が勘違いをしていることに、IQというのは偏差値のように固定的であるという誤解です。そうではなく、IQというのは常時変化をしている内容になります。
ですので、塾のように無理やり決まった時間に、何時間拘束を強いるよりも、自分やお子さんが「やるぞ!」と自発的に取り組み始めた時の方が、確実に学習効率が良いのです。

ここでもやっぱり重要になる「読む」という行為

佐藤さんの本に戻りますが、高校レベルの教養を身につけるために使える内容が、身近に溢れていることが、先程の内容だけでも理解できたのではないでしょうか?

タイトルにもある「調べる技術 書く技術」の根幹となるのは、やはり「読むこと」が一番の行為になります。
その補足として利用できるのが、最近流行りのオーディオブック、つまりは「聞くこと」になります。ちなみに先程の動画に関しては、個人的には「読むと聞くの中間」くらいだと思っています。
近年では、動画技術の凄まじい進歩とスマホでも一度に複数のタスクを処理できるようになり、その穴埋めとして注目され始めてきた「ながら聞き」という内容が、多くの人が利用をしている現状になると思います。

それとは対照的に、「読む」という行為は年々減少傾向にあります。
このような減少傾向にあることに対して結構な数の人が、「読まなくても動画や音声で十分」という主張がありますが、私自身は、それは単なる「読まない言い訳」だと思っています。
というのも、脳を活性化させるという意味合い、それも脳の医学的な視点も含めて、「読む、見る、聞く」という中で、一番頭を使うのが「読む」という行為になるからです。

ここでは簡単に書いておきますが、視覚情報として認識をされた文字情報は、多くの部位を経由して、思考をつかさどる前頭前野へと続いていきます。
つまりは、「読む」という行為は、脳全体を利用する最も手軽で、最高の方法だと言えるのです。
しかし、「読む」という行為は、先程の「見る、聞く」という行為に比べて、ある程度の訓練が必要になります。
訓練と書いていますが、単にある程度の量と質の読書習慣が必要である、ということですが…。

もう少し具体的に書くと、読んで理解をするためには、単語や文脈の意図を理解する必要があります。
これは字面の内容と、行間を読むという、最低でも2つ以上の視点から接する必要があります。
さらに必要となれば、もっと別の視点で文字情報に触れる必要があります。

それこそ今回の記事を書くきっかけとなった、佐藤優さんを例にするのであれば、日本の国益という視点と、ロシアの国益という視点、さらにはアジアという枠組みや、世界全体を意味しての国際的な枠組み、このほかにも今を生きる人たちと、これから生まれてくる人々という視点までも使う必要がありますから、それはボーっと見たり、聞いているような状態と比べて大変でしょう。

このような内容も何度か別の記事に出てきますが、これからの超AI時代において人間だけが行える生産活動ができない人は、確実にAIやロボットの為に働くという選択肢しか選べなくなります。
これは仕事であれば、クリエイティブな活動ではなく、お掃除ロボットの「掃除をする仕事」などの俗にいう単純労働にしか働き先が無くなるということです。
そのため、今後ますます格差が広がってくることになるはずです。
もちろん個人的には、このような状態を避けたいとは思いますが、数ある未来の内容の一つとして、このような未来になる確率が、この記事を書いている時点では、かなり高そうなのです。
そのような未来を避けるためにも、今回のようにできる限りのことを今している訳です。

「読む」という行為は、基本的に誰でもできます。
今であれば、先に上げた「kindleアンリミテッド」などは、月に1000円ほどで100万冊近くの書籍を読むことが可能です。もちろん、地域の図書館を利用するのも一つの手です。
このように無料で使える、もしくはかなり安価で利用できる内容が、すでにたくさんあるのです。

「NHKニュース」を読もうじゃあないか!

読むという内容において、そして日本の社会的な内容をある程度理解するという目的において、本にも登場する「NHK NEWS WEB」というサイトはかなりおススメのサイトになります。

NHK NEWS WEB|NHKのニュースサイト

最終閲覧日2019/07/06

もちろんこちらのサイトは無料で利用ができます。
ただしこのサイトだけで十分か…と言うとそうではなく、当然ながら他の新聞などをしっかりと読むことが前提であり、このサイトはあくまでも補足媒体という位置づけで紹介されています。

ただ個人的に思うのは、新聞に関しても年々購買部数、そして読む人が少なくなっている現状を考えると、多くの人にとってはこのサイトだけでも結構な役に立つのではないでしょうか?

もちろん新聞社の多くは「時事通信」や「共同通信」などの情報を取り扱うことも多いですから、これらのサイトを利用するのも一つの方法でしょう。

ただできれば、全部の新聞を読んだ方が良いのは、なんとなくわかりますよね?
新聞と言うのは、それぞれの記者の独自の視点が加わることで、それぞれの価値を提供しています。
ですから、可能であれば全部を読みたい…のは、よーくわかります。
それが難しいなら、最低でも「日経新聞」は確実に読むとして、後はネットや不定期購入で補足をするといいでしょう。
そのためにも役に立ちそうな内容が紹介されており、「新聞ダイジェスト」という書籍があるようです。
この書籍は一ヶ月の新聞の内容をダイジェストにして一冊にまとめた書籍のようです。
私は購入をしていませんので、どのような内容かはここでは書けませんが、内容の一つとしてお伝えしておきます。

ここまでは主に、佐藤さんが必要だと言われている教養についての内容の記事になりました。
このほかにも佐藤さんが実践をされているライフワークや、考え方なども書かれています。
その中の一つに現代の日本人であれば、多くの人が気になる内容があります。


SNSを使うことで「生涯所得」と「出世」に影響が出てくる。

簡単に書くのであれば、SNSを使われている人であれば、ほとんどの人が経験しているであろう、予定していた時間を大幅に過ぎてSNSを使っていた…という、すでに多くの日本人には身近になっている現象が、実は自分の人生において、ものすごく大きな影響を与えていると書籍の中では書かれています。

具体的なデータなどは特に出てきませんが、佐藤さんの体感的な内容ではあると思いますが、ここに関しては私自身も特に問題なく同意をしています。

個人的にSNSと同じように、人生に大きな影響を与える内容に「テレビ」があると思っています。
これはテレビという装置自体に、使い方を間違えると思考を停止するように働きかける機能があることと、依存性がかなり強い部分が大きく類似をしている部分になります。

またテレビ特有の内容に、「ブルーライトが異常に強い」という内容があります。
日本のテレビは海外のテレビと比較をすると、ブルーライトが強くなっています。
つまりは海外のテレビよりも明るく、光の刺激が強いということです。
なぜこのような仕組みになっているのかはわかりませんが、このような光刺激が強いことで身体に対する影響も強く出ています。この辺は近年ではよく聞く話だと思いますので、なんとなく知っている人は多いでしょう。

アメリカでは何年も前から、テレビを見ている人は休日に映画やテーマパークなどに行くことができない「貧乏人の証」という風に言われているようです。
さらに追い打ちをかけるように、ネットにも依存性があるのですからより注意をする方がいいでしょう。
基本的にはネットにしても、テレビにしても、しっかりと目的をもって接することを肝に銘じておくことが大切です。

佐藤さんはSNSを利用することがダイレクトに人生に影響を与える、と考えているようですが、個人的には、時すでに遅し…という感覚があります。
皆さんもお気づきだと思いますが、今の日本においてはSNSを全く使わない…と言うのは、多くの人にはかなり難しいのです。もちろん無理だとは言いません。
個人的にも、しっかりと時間を決めるとか、仕事だけと割り切るとかの、折衷案を上手く使って貰いたいと思います。

もしくは、娯楽として使うのであれば、他の内容に影響が出ないように、先に他の内容をすべて片付けてから使うという感じです。イメージとしては、宿題を全部片づけてから遊ぶ、というイメージですね。

ルーティンワークは思考も感性も止めてしまう…

同じ章のなかに「メッセージツールは使ってはいけない」という内容も出てきます。これも一部同意をしまして、先に書いておくと、ここでも仕事などの目的を分けて使ったり、他に影響が出ないように上手く使うことは、先程のSNSと共通をしている部分があります。

ただこちらにおいては、思考停止でスタンプなどで済ませるということを、日常的に行うことで、読解力が低下する、という部分が一番インパクトがあると思います。
というのも、思考が停止をする一番の要因は「ルーティンワーク」などの、同じことの繰り返しなのです。

思考と言うのは認知活動における4つのプロセスの後半2つのことを言います。
それは一連の流れになる「認識」、「連想」、「評価」、「判断」の「評価と判断を思考と呼ぶ」のです。
最初の二つは脳は働いていますが「思考」とは言えません。
日本人の多くが行っている前例主義を前提とした多くの「ルーティンワーク」と言うのは、認識と連想までしか使っておらず、思考と呼べる処理を全く行っていない状態になります。

先程書いたメッセージツールでのスタンプの多用は「パターン思考(というか処理ですが…)」の典型ともいえ、ここでも行われるのは主に認識と連想になります。
もちろん幾分かは評価と判断としての機能があるのは事実ですが、その時の処理のレベルは、明らかに思考と呼べるレベルの処理にはなっていません。
これは室内の温度が35度もあるときに、エアコンを34度で設定しても、一向に涼しくならないのと同じです。
つまりは、動いているけど効果がない、ということです。
この辺の認知機能などについては、下記の本に詳しく書かれていますので興味がある人はご一読ください。

「1日10分」でスピード脳に生まれ変わる―「知的生産力」が無限大になるいちばん簡単な方法 (East Press Business)
苫米地 英人 

もちろんスタンプというのも表現方法の一つですから、しっかりと思考をした結果、利用をするのであれば問題が無いでしょう。
しかし多くの人の場合、定型文のように、この時にはこれ、という感じで、すでにある程度のパターンが出来上がっているのです。
つまりは、考えているようで、実際には考えもしないで反射的に行っているということです。
身近な例であれば、コンビニなどで来店のピンポンが聞こえたら、とにかく「いらっしゃいませ~」と言う店員のような感じです。これも惰性と反射で行っている典型ですね。

また私が思うのは、思考が停止をすると同時に、「感性」と呼ばれる部分も機能停止を起こしていると…ということです。
これも言われてみれば、すぐに納得をする人が多いのではないでしょうか?

思考と言うのは主に論理的な部分を意味しています。
しかし、同時に大切になるのが「感性」と呼ばれる内容です。
この二つは両方揃って必要になる内容です。
つまりは「車の両輪」のような存在なのです。

恐ろしいことに、ルーティンワークなどの日本では当たり前のように行われている内容は、無自覚に利用をしていると、思考も、感性もすべての機能が鈍くなるように働きます。
おそらく最初のうちは、このような鈍くなっていく感覚をなんとなく感じていることでしょう。
しかしその感覚を無視したり、押し殺していると、最終的には「生きたゾンビ」が出来上がります。
ですので、現状では至る所にゾンビがうようよしている状態と言えます(笑)

この記事では基本的に論理的な部分である思考にフォーカスをして書いていますが、同時に、感性の方も大切にしてもらいたいと思います。
ここでは簡単に書いておきますが、大切なのは、損得勘定などは一切考えないで、その時に感じた自分のやりたいことを素直に実行する、というのは簡単であり、おススメの方法です。

もう少しだけ具体的に書いておくと、「アマゾンプライム」という月額500円ほどのサービスがあります。
このプライムのサービスの一つに、「プライムビデオ」というサービスがあり、かなりの量の映像コンテンツがあります。
例えば昔の映画や海外ドラマなどの中から、その時に見たい作品を選んで楽しむ!というのも、鈍くなった感性を復活させるいい方法の一つになります。

たったこんなことで…と思う人もいるでしょうが、やってみればわかりますが、このような簡単なアプローチでもかなり効果があります。
こちらの内容も時間があるときに試してみてください。

「ツール」は使う人により、出来上がるものが全然違う


皆さんは危険なものは自分の周りにはそうそうない…と思っているかもしれませんが、よくよく考えると危険なモノや、使い方をしっかりとしないとマイナスに働くというものは多くあります。
先程上げたテレビにしても、一つの側面では思考を停止させる恐ろしい部分もありますが、上手く使えば言語の学習などには、とても効果的なツールになります。

このように、世の中のツール(道具)と言うのは、使い手によって出てくる価値が、現れる内容が、全く異なるのです。
「この道具役に立たない!」と軽々しく言う人に限って、それらの道具を使いこなせるだけの技量が無いのです。
だからこそ大した成果が出ないのです。

これは人に対しても言えることでしょう。
無能な上司などに限って口癖のように、「○○は使えない」と言っているはずです。しかし本当に使えないのは言っている本人になります。
ですがここでも思考が停止をしているために本質に気が付いていない。
そういう意味では佐藤さんが言う「出世に影響がでる」というのも、ある意味間違っていないでしょう。
ただ、佐藤さんがいた世界とサラリーマンの世界の「出世の現実的なメカニズム」はだいぶ違うので、そのまま当てはまることはないでしょうが(笑)

結局のところ、すでに書いた様に現代のテクノロジー全般に対しては、しっかりと目的をもって、そして、その目的をちゃんと自覚をして、必要な時だけ利用をするという、ある意味、耳に胼胝ができているような内容に行き着くのです。

ですがこれも違う側面で考えると、耳に胼胝はできているが、それでもなかなか上手くコントロールできないくらいに強力である、ということでもあります。

一番良いのはもちろん、この瞬間からスパッと一気に変えてしまうことですが、それが無理なら少しずつ変えていくしかないでしょう。
自分の時間や人生にとって、「この内容はどれだけの価値があるのだろうか?」と本気で考えてみるのも良いと思います。
そのうえで、とても重要だ!と思うのであれば、問題が無いでしょう。そうでないなら、少しだけでも良いので、考え方を改めて改善をしていきましょう。
自由な時間が増えて、良い影響が出ることを願っています。

世の中には、まだまだたくさんの本当にすごい人がいます。(それ以上に、ハリボテの人間が多いですが…。)
そのようなお手本となる人たちから、自分の血肉になるような内容を一つでも多く見つけて貰いたいと思います。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。







それでは、今日も最高の一日を!