今回はこの作品を中心に記事を書いていきます。
そして、こちらが作者である桜井さんのTwitterです。

桜井のりお@ロ④僕ヤバ①発売中(@lovely_pig328)さん / Twitter

この作品も「社畜ちゃん」とかのように紙媒体のコミックも発売されていますが、いくつかのお話はネットでも無料で見れますので、まずはお試し的にお読みください!
絶対にハマりますよ!!

元々は、住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」という作品についての記事を投稿しようとしたんですが、もう少し作り込みたいので今回の作品の記事を先に投稿することにしました。

このように書くと、別の作品についての記事を投稿するのだな?と思ったかもしれませんが、そうではないです。
個人の中ではしっかりと、二つの作品に共通点があります。
まあ、その共通点だけで記事を書くつもりはないので、いくつか登場をするくらいですけどね(笑)


「出会いはふとした瞬間に」

今回の「陰気な主人公」である「市川京太郎」くん。
そして「陽気なヒロイン」である「山田杏奈」ちゃん。
正反対の二人なのは見てわかるとおりに、普通に生活をしていれば、交友関係など持つこともなく、そのままよくある別れ方をしていたことでしょう。
しかしこの二人には、どちらも「普通じゃない習慣があった」のです。

市川君には「毎日のように図書室で本を読む」という習慣があり、山田さんのほうには毎日のように図書室で「何かを食べる」という習慣がありました。
作中では基本的に「お菓子」を食べていますが、お菓子以外も食べているので「何かを食べている」という風にここでは書きました(笑)

市川君の方は、よくある習慣だと思うでしょうが…今の日本の状態を基本に考えるのであれば、毎日本を読む人間は、確実に超少数派です。
そして山田さんのように「お菓子を食べることを目的に図書室を利用する人」も、同じくらいに超少数派でしょう(笑)

「陰気」という言葉が表すように、市川君は人付き合いが得意な人間ではありません。
試し読みでも読める1話には、だいぶ拗らせ、歪んだ思いを山田さんに「一方的に」向けています。

しかし自分のホームである「図書室」に、いきなり現れた山田さんと、本当にふとしたきっかけで、他愛もないやり取りをしていくことで、二人の関係性が大きく動いていくのです。

「僕は君のことをよく知らない…」

今までは、勝手な思い込みで山田さんを見ていた市川君。
少しずつ、本当に少しずつ、同じ時間を過ごしていくことで、今までの山田さんから、全く違う山田さんへと変わっていくことを知る市川君。

正直、よくありそうな感覚もある出来事が沢山ありますが、その中でもリアルだと感じる部分が強いのは、実は二人のやり取りに移るまでのシーン。

例えば、「ゲス野郎(足立君)」とのやり取りなどは、まさにこれです。
あんなに可愛くて陽気な笑顔を自然と見せてくれる山田さんが、まさかゲス野郎君には、あのような表情をするなんて…。
しかも、「一瞬でそこまで変化をするの?」と思うくらいに、変わり身の速さには、本当にリアル感がすごくあります(笑)

また、いつもは強気な妄想をしている市川君。
妄想ではゲス野郎君にも、めちゃくちゃ強気なのに、いざリアルに話しかけられると、本当に可愛らしい反応のオンパレード。
おそらくBL好きな人には、ものすごく色々とネタを提供していることになるでしょう(笑)

ただ…。
市川君と山田さんの二人だけの秘密の関係に関しても、お互いに知らないことが沢山あります。

例えば、山田さんが小さい時にドングリを食べていたこととか(笑)
市川君が、何気ない「おはよう」という言葉を伝えるために、どれほどの勇気と時間を必要としたのか…とか。

回を増すごとに、時間をともに過ごすたびに、お互いの色々な部分がわかってきますが、そのたびにきっとこのようにも思っているでしょう。

「僕はまだ、山田のことも、自分の山田への気持ちも、全然わかっていない…。」とね。

そして、山田さんに関しては…、どうなんでしょうかね?(笑)
その辺に関しては、これから作中で書かれていくと思うので、ここに関しては「続報を待て!」という姿勢で、最新話を待っていきましょう!

ただ個人的な感想を書いておくと、このような「天真爛漫で、深く考えていないような人」ほど、実は色々と考えている人が多い…という感覚があります。
まあその辺も、桜井さんのキャラクター設定次第ですけどね(笑)

「人との組み合わせなんて、人の数だけあるのが普通」

陰気な彼と陽気な彼女、という組み合わせだと、現実だと「ありえない!」という風に思う人も多いかもしれません。
全ての人を知っているわけではありませんので、あくまでも私個人の感覚をもとにして書きますが、多くの人は、自分と正反対の人を好きになったり、交友を持とうとすることを避けていると思います。

恋愛関係に関しても、多くの人は、「自分と同じ価値観」を求めています。

ですがこれについて思うのは、私は、この「自分と同じ価値観を求める」という考え方が、恋愛においては基本的に好きではありません。

というのも、要は「自分と同じような人間を求めている」ということですから、クローンと日々を過ごすことを求めているようなものだと思うからです。

もっとキツイことを書くと、自分のわがままを何も言わなくてもわかってくれて、現実化してくれる相手を求めている…ということだからです。

つまりは、相手の為にという視点ではなく、自分の利益を満たしてくれる人間を欲しているということですから、自分都合で交際を始める…ということです。

そのような典型的な関係の場合、最初のうちは、無理して相手の要求を聴いたりしていますが、そもそも最初から歪んだ目的で付き合い始めたのですから、すぐに崩壊が始まります。
その時の自己正当化の典型が「価値観が違う」という言葉です。
これは、そもそもの前提として「すべての価値観が同じである」という、ありもしない妄想から始まっています。
すでに書いているように、こんなものありもしないんです。

ただ今回作品のように、(パッと見は)真逆の人間同士だからこそ、お互いを知ろうとすることで、自分という人間も大きく変わっていくことにもなるのです。

「奥底の部分では同じな二人」

この見出しだけではもしかしたら、「さっきと言っていることが違うじゃね~か~!」と、思う人もいるかもしれません。

しかし全てが同じことはありませんが、「部分部分で共通の内容はある」というのが、人間関係すべてにおいて言えることでしょう。

恋愛に関しても一つ言うのであれば、すべての部分で同じものを求めるのは、ありもしない妄想を求めているようなものですが、「ここだけは!」という部分を求めるのはありだとも思っています。
ただしそれにかんしても、自分都合の欲求を満たすためではない…とだけ書いておきます。

まあこの記事は恋愛指南書的な記事では無いので、これにて終了です。
ただ、一つ書いておくと、それくらい自分で考えられない人間に、相手を幸せにすることなど、絶対に不可能である…と私は思っています。

「僕ヤバ」に話を戻しますが、基本的にお互い真逆なのに、「ある部分では、二人とも同じなんだよな~。」ということを、読み進めるたびに感じていけると思っています。

リアルではおそらく少ないでしょうが、漫画や小説では、鉄板のネタと言える、パッと見は真逆な二人が最高の組み合わせになっていく!という物語。
その代表作の一つが今回の「僕ヤバ」だと個人的には思っています。

「君たちには、いつまでも幸せになってほしい」

今回記事を書こうと思ったきっかけは、正直この気持ちが始まりでした。
というのも、最初に書きましたが、本来は「君の膵臓をたべたい」という小説について書くつもりでした。

しかし私の中で、色々と書きたいことが沢山あり、「どのように記事を書いていこうか?」という部分で、まだまだ整理がついていないのです。
そして、少し「キミスイ」のネタバレになりますが、キミスイの主人公でもある山内桜良さんは、小説の冒頭で、すでにこの世にいないことが分かっています。
もともとキミスイ自体が「恋愛小説」というよりかは、「青春小説」であるという風に呼ばれているように、「僕ヤバ」とは違うジャンルの作品になります。
これはどちらの作品も読まれている人であれば、納得をすると思います。
それなのになぜ、「このような異なるジャンルの作品を一つの記事にしたのか?」と思うことでしょう。

それは、一つの未来として、桜良さんと「地味なクラスメイト」君との、「僕ヤバ」のような未来を私自身が願っているからです。

あとは、あまりにも桜良さんの死が辛かったので、他の作品で心の調整をしていた…というのもあります。

キミスイについては、そちらの記事で詳しく書くつもりなので、そろそろ終わりにします。
ただ、「もしもの話の一つ」として、彼と彼女の、このような物語も、つまりは桜良さんと「地味なクラスメイト」君との恋模様も見てみたかったな~、という気持ちが強くありました。

そして、ちょうどこの記事を書いている時点で、面白いと思う恋愛作品でもあった「僕ヤバ」と世界観の共有ではありませんが、「僕ヤバのような生活を送る、桜良さんと地味なクラスメイト君の、ほのぼのとした日常という世界」を、私自身が願ってしまったのです。

ただ当然ですが、キミスイの物語と僕ヤバの物語は違う世界のお話です。
もちろん、今流行りの「同人誌」などであれば、私が願った世界を作ることもできますし、作る人もいます。
まあそれは、今回とは本当に別の話なので、これで終わりにします。

話を僕ヤバの二人に戻しますが、キミスイの影響もあり、市川君と山田さんの二人には、このまま二人らしい「幸せな日々を、日常を、いつまでも過ごしてもらいたい…」というのが、今の私の心の底からの願いです。

市川君と山田さんとの物語の始まりも「普通ではない」始まり方でしたが、それが二人らしいのだと、私は思っています。

そもそも、物語が始まるには、このようなスタートでなければいけない…なんて決まりは一つもありません。

どんなきっかけでも、それが二人の始まりであれば、どんな内容でも素晴らしい序章なのです。

少し普通とは違う市川君と山田さんの物語が、いつまでも幸せに続いて貰いたいと思っています。
もちろん、連載もね(笑)

「僕ヤバ」、「キミスイ」、どちらも素晴らしい作品ですので、是非とも、皆さんもその世界観を楽しんでください。

それでは、今日も最高の一日を!