原作小説は、あさのあつこさんの大ヒット小説である「バッテリー」という名前の作品になります。

この「バッテリー」は、ラジオドラマ化、実写映画化、ドラマ化、そして、アニメ化という他のメディア媒体ほぼ全てを達成している珍しい作品です。
(ちなみに私としては、実写舞台化は「望んでいません」ので、ほんと止めてくださいね(笑))

ただ、私としてはどの媒体にも、当然ながら改変があり、その部分が正直「うーん…」となることが多いです。
というか、ぶっちゃけ言えば「バッテリー?」という感じが強くあり、せっかくの素晴らしい作品の魅力が、上手く出ていないことに、だいぶ不満が強くあります。

まあ、このようなことは他の作品でも結構言っていますが、上手く作っている作品と、そうでない作品との差が激しいんですよね…。

日本って…(笑)

もちろん、「原作小説バッテリー」という視点で見れば、先程書いた他の媒体での作品も、それぞれ素晴らしい作品だと思っています。

ただ、「原作ファンという視点」で考えると、「ちょっとなぁ…」という部分が目立っているということです。

実際に映画は映画でいいところはありますし、ドラマも配役などは特に良いですし、アニメもエンディングのイラストは特に大好きですから!
ただ、ラジオドラマは聴いたことが無いのでコメントできません(笑)

しかし、今回記事にする柚庭千景さんの「漫画版 バッテリー」は私だけでなく、多くの原作ファンの人たちから、好印象を持たれています!

これは原作の雰囲気を忠実に漫画作品にしてくれている!ということでもあります。

もちろん、小説からのイメージは人それぞれ違うのが基本です。
ですがそれでも、ある程度の共有部分というのはあります。
その部分がしっかりとしているからこそ、多くの人たちから好印象を持たれていると言えます。

逆に言えばこの部分を無視して、金儲けなどに走ると、せっかくのコアなファンになってくれる人たちを敵に回すことになるということですね(笑)



そしてこの作品も、現在、新装版9巻まで発売をされている中で、8巻まではkindleアンリミテッドに対応をしています。
(この記事を書いている2019年8月の時点でですが…。)

ですので、小説を読んだ人も、そうでない人も、比較的金銭的な負担が無く作品を楽しめるでしょう。







それでは、続きを書いていきます。


残念ながら、現在休載中…。

初っ端から、がっかりさせるような内容を書きますが、この漫画版は「月刊ASUKA」という雑誌で連載をしていますが、どうやら何年も前から休載状態になっています。

この記事を書いている時点で、公式での休載理由を見つけられなかったのですが、どうやら柚庭千景さんが体調を崩されているようでして、その為の休載というのが、今のところ一番信頼できる内容になります。

そして打ち切りではなく、しっかりと連載を続けていく意思もASUKAさんの方にもあるようですの、柚庭さんの体調に合わせて、無理のないペースで作品を書いていただけると、私としては本当にうれしいです。

というか、ASUKAさんも本当に懐が大きいと思いますし、そのような対応を自然と選ぶくらいに、柚庭さんの書くバッテリーは魅力的だということの証明にもなるでしょう。

実際に、新装版の「つれづれバッテリー」などには、三名の「歴代担当編集者さん」へのコメントも書かれています。

そしてASUKAの公式サイトにも、連載終了とのコメントもないので、ある程度のストックが出来上がりしだい、掲載をされると予測をしています。

なので、続きを早く読みたい気持ちはすごくわかりますが、逆に言えば、長い時間ワクワクを楽しめるということでもありますので、その辺はキリンの首のように長ーく待っていましょう!

出来れば小説から漫画へ進んで欲しい…。

これは他の作品でも言っていますが、最初に原作をすべて読んで、出来れば数回は読んでから、漫画などの他のメディア作品に進んで貰いたいと思います。

というのも、小説というのは、漫画やアニメなどよりも、自分の中での世界観を強く作る必要があります。

そして同時に、原作者との世界観の共有を強めていくことになります。

これは言い換えるのであれば、作品の情報が多くストックされている、という意味にもなります。

そしてこのストックが沢山あることで、他のメディア作品に触れた時に、より一層楽しめるようになるのです。

ただし、ここには一つだけ難点がありまして、それは最初に書いた様に、他のメディア側がちゃんと作品を大切にしてくれているのか?という部分です。

その一つに「不要な改変があるか、無いか?」という内容があります。

例えば、アニメ版では一部のセリフやシーンがカットされたり、改変されたりしていました。
確かに、小説からアニメという形式に「コンバート」をする必要があるのは分かります。
その為に必要な変換であれば、良いのですが、それ以外の目的で余計なものを加えたり、削ったりすると、作品の世界観がおかしくなるのです。
つまりは、作品の世界が歪む…ということです。

しかし、この歪みを極力入れないように注意をしている作品であれば、先程書いた小説、原作を繰り返し読んで、情報のストックを多くしておくと、本当に、他のメディア作品をとてつもなく楽しめることになるのです。

なので、何度も書いていますが、最初は原作の小説から初めて貰いたいと思います。

もちろん、小説なしで、漫画のみからでも十分に楽しめますけどね(笑)

あさのさんと柚庭さんという強力コンビによる「漫画版バッテリー」

これは以前の「君の膵臓をたべたい」のコミック版の記事にも少し書きましたが、今回の「漫画版バッテリー」では、原作者である、あさのあつこさんと柚庭千景さんとが、協力をしあいながら、作品を作っています。

それこそ、電話やメールなどでのやり取りは普通ですし、わざわざ柚庭さんが、かなりアグレッシブに舞台となる街並みの情報収集をしていることも有名です(笑)

もちろん、最近ではこのような複数人での漫画作成は珍しくありません、有名どころでは「バクマン」や「ドラゴンボール超」、「ToLOVEるシリーズ」などが代表的ですし、「いきのこれ!社畜ちゃん」や「脱サラちゃん」などもわかりやすいでしょう。

特に、ストーリーと作画をそれぞれ別の人が担当をすることで、一人の時よりも、凄い作品になることが良くあるようです。

これも有名なのは「バクマン」での「新妻エイジ」が岩瀬さんの原作の「文字」から、素晴らしい表現をしているシーンがありますが、まさにこのシーンなどは、コンビだから生まれる最高のシーンと言えるでしょう。

そして、このリアル版があさのさん、柚庭さんコンビだと思っています。

実際に漫画を読んでいただければわかりますが、本当に「このシーン最高だよ!」と思える箇所が沢山あるのです。

そして、キャラクターデザインも、素晴らしくて、小説版の表紙とはまた違ったデザインになっていますが、それぞれの登場人物たちが小説のイメージにピッタリなんですよ!

そして、背景などの町並みや、試合、野球をしているときのシーンも本当に上手く表現されています。

これも野球だけでなく、何かしらのスポーツなどをやったことがある人ならわかると思いますが、実際のプレイ中は、当然ながら漫画やアニメのように言葉であれこれと考えることはありません。

しかし、漫画などの表現方法の一つとして、実際のプレイ中の体感を上手く言語化をして、読者に届けてくれています。

この時の言葉と絵による表現も、本当に上手なんですよ。

私の場合は「そうなんだよ~!」と読みながら共感をすることも多くあり、まさに「胸が熱くなる作品」と言われるゆえんがよくわかります。

そして当然ながら、これ以外にも沢山あります。
なので、その辺は皆さんに直接感じて、見つけて貰いたいと思っていますし、今後もいくつか別の記事で紹介できれば…とも思っています。

やっぱり、漫画版の巧たちは「柚庭さん」で!

ただ、先に断っておきますと、他の作品が完全にダメ…ということではありません。
あくまでも「私の中では」という基準で書いています。

ですが、それでも私の中では、柚庭さんが書くバッテリーが一番バッテリーなのですよ(笑)

また、一巻の終わりに出てきますが、あさのさんご自身も「柚庭さんの感性で描き込んでください」ということも仰っているように、この柚庭さんの感性から生まれるバッテリーが私の中では最高なのですよ!

そして最初に書きましたが、あくまでも非公式な情報を元にしていますが、現在、柚庭千景さんはご病気のために、集中連載ができない状態にあるようです。

しかし、ASUKAさんも柚庭さんの体調に無理がないように、不定期に連載を行ってくれるはずです。

だからこそ、具体的な日付はわからなくとも、「その時が来た」ときに、多くの人が楽しんでくれるように、今回記事にして、微力ながらご協力できれば…と思い、記事を書いてきました。

また、女性ファンも沢山居るバッテリーですが、今回の漫画版バッテリーは、特に女性には面白いと思いますよ!

もちろん、男性にもおススメです(笑)

そして漫画版には、小説には登場をしない「時代」の巧たちも登場をします。

例えば「ちびバッテリー」とか(笑)

あとは、瑞垣以外のキャラクターが主人公の番外編とかもあります!
このような、漫画版オリジナルの物語によって、小説もより楽しめるようになるでしょう。
ですので、漫画版バッテリーの物語を気長に待っていましょう!



それでは、今日も最高の一日を!