久々に苫米地博士の書籍の記事を書いていきます。

苫米地さんの書籍は「kindleアンリミテッド」に対応をしているものが多くあります。
今回の書籍もこの記事を書いている2019年8月の時点では、対応作品の一冊になります。

多くの人は、24時間という時間の長さは絶対不変の法則だと思っていますが、この時間感覚だって絶対のものではないのです。

この書籍の中で「24時間の牢獄」という言葉が出てきます。
そして、この束縛から抜け出すのは「容易なこと」という言葉も出てきます。

本当にそのようなことが、可能なのか?と思うでしょうが、少なくとも、今までよりも時間の使い方、考え方が上手になることは断言が出来るでしょう。


人間には体感時間しか存在しない

これは時間の中身が違うというイメージを持つと良いでしょう。

例えば同じパーティーに出ているAさんとBさんがいたとします。
Aさんはこのパーティーには出たくありませんでした。
逆にBさんは、何週間も前からこの日を楽しみにしていました。
そして、AさんとBさんは最初から最後まで一緒にいました。

このように書くと二人とも同じ時間感覚を持っているはずだ…と思うでしょうが、二人の感覚は全くの真逆になっています。
パーティーの時間が5時間だとして、二人とも同じ5時間という長さを感じていないのです。
Aさんは5時間という長さがとても長く感じていて、逆にBさんはとても短い時間として体感をしています。

これは、皆さんも経験があると思いますが、嫌な時間は「時計の時間」よりも長く、遅く感じ、楽しい時間は短く、早く感じる…というのは、身に覚えがあると思います。

このときのような、時間の感覚の違いは、全ての人で同じ時間が存在をしていない証拠の一つになります。

私たちが時間だと思っている内容は、地球の自転に無理やり合わせた基準であり、地球の自転速度が変わったり、そもそも住む星が変われば、簡単に基準の時間が変わってしまいます。

確かに、地球の自転を基準とした時間も私たちに影響を与えています。
しかし、人間にとっては地球基準の時間ではなく、「体感時間」という時間しか存在をしていません。
そして、この時の体感時間の体感の元になっているのが、情報空間に存在をする体感時間なのです。

これはその人たちの「主観が時間を決めている」ということでもあります。
この典型的な例が先ほど書いたような内容になります。

ただし、これも先程書いたような地球の自転基準のような「物理的な体感時間」には、物理空間の制約がボトルネックとなるので、体感時間を無限に拡張をすることは難しいのです。

これは、陸上の100メートル走などをイメージすると分かりやすいでしょう。
本当に0.0何秒というタイムを縮めることすらも大変な世界です。
ほかにも、楽器の速弾きなどもわかりやすいでしょう。

このように物理空間の内容に対しては、先程書いた様に物理空間の制約があるので、時間の拡張が難しいのです。

しかし、現代のほとんどの内容は「情報空間での内容」になります。
そして、情報空間の時間は無限に拡張をすることが可能なのです。

確かに情報空間の内容を物理空間の内容に落とし込む、実装をする必要がありますから、この時に物理空間の制約が働くことになります。
ですが、情報空間での時間を拡張することが出来る人は、結果として物理空間の時間の拡張も行いやすくなります。

先程から物理空間には物理空間の制約が働く、と書いていますが、最近気づいたのが、制約が働くという言葉の意味を理解できていない人が多いということです。
つまりは制約という言葉を、「変わらない、不可能である…」というような意味合いで認識をしている人がいることです。
これは制約という言葉に限らないで、広い意味で「多少難しい」というような意味合いの言葉を、「実現不可能だという意味として認識をしている」ということです。

制約というのは、実現不可能という意味ではありません。
できることもあれば、出来ないこと、やりにくいことがある、ということです。
ですので、普通に変化は起きるのです。

今回であれば情報空間での時間の拡張をしていると、物理空間の時間の拡張にも影響を与えているのです。

例えば、今までブログの記事を頭の中で作るのに1日使っていた人が1時間で作るようになると、その内容を書き出す速度も速くなっている、という感じです。

これは、情報空間での作業であるブログの記事を考えるという処理速度が速くなったことで、実際に指や声を使って物理的な記事にする処理速度も、今までよりも速くなっているということです。

まずは、人間の時間は体感時間しか存在をしていない。
そして、体感時間は情報空間の時間であり、この時間の拡張は無限にできる!ということを認識してください。

基本の3つの内容

情報空間の時間を拡張をするときの基本の内容があります。


まず一つ目は「クロックサイクル」です。
これは、シリアル処理の速度を速くしていくのです。
例えば、早口でしゃべる。
今までよりも速く本を読む、文字を読む。
日々の内容で時間を速められる内容の時間を速める。
例えば、歯磨きに毎回6分の時間を使っているのであれば、半分の3分で終わらせられるようにする。
短縮できると思う内容は、なんでもOK。
出来れば、気になる内容の時間を計って、出来そうな内容をピックアップして、いくつかの時間を短縮するのでもOKです。


次に「並列度」です。
最近であれば「マルチタスク」という言葉がありますが、イメージとしてはこれでもOKです。
今回であれば、食器を洗いながら、仕事の書類を頭の中で作る。
PCで書類を作りながら、2倍速にしたYouTube動画を聴く。
椅子に座って、右足で8ビートの表のリズムを取りながら、左足で8ビートの裏のリズムを取り、両手で2・4のリズムでクラップをする。
2冊の漫画を同時に読み進めていく。
PCで「ゆるキャン△」を観ながら、タブレットで「ろんぐらいだぁす!」のアニメを見る。
などがやり易い内容の一例でしょう。


最後に「グレインサイズ」です。
これは違う言い方をすると「抽象度」という言葉になります。
今回であれば「抽象度を上げて考える、処理をする」ということです。
これは、個々のタスクを一段から数段高い状態でまとめて、その状態で運用をするということです。

例えば、レジを打ちながら、注文を作り、隙をみてテーブルに注文を運び、掃除もする…というスーパーファミレス店員がいたとします。
このような人は店の売り上げに貢献をしていますが、もっと効率が良い方法を考えるのであれば、一店員の視点から店長の視点、エリアマネージャーの視点、社長の視点というような感じで、視点の高さを上げていく必要があります。

抽象度が高くなると、それよりも低い個々の内容を潜在的に包摂をしています。
ですので、それらの包摂をしている内容を含めて、しっかりと社長の抽象度、エリアマネージャーの抽象度などで働くことで、今までのようなレジをしながら他の内容もテキパキとこなすことをしなくても、売り上げを上げることにつながる…ということです。

ただ、抽象度を高くすると、並列度が下がることになります。
というのも、並列処理をするときに行う内容は、比較的抽象度が低い内容が多いので、それらの低い抽象度を高い抽象度でまとめるので、並列度が下がるのです。

もちろん、高い抽象度の内容を並列処理をすることも可能ですが、まずは、このレベルはいったん横に置いておき、並列度の時はこのようにやる。
グレインサイズの時は、このようにやる、という感じで、使い分ける、行い分けると良いでしょう。


とりあえず、簡単にではありますが、基本となる3つの内容をここでは書いておきました。
この内容を意識しながら日々を過ごす事で、自然と処理速度が上がり、使える時間が増えるでしょう。


無駄を無くせ~!

これもよく言われることですが、ほとんどが的外れな内容と言えるでしょう(笑)

今回の書籍であれば、「会議」は無駄だからなくしましょう。
「ホウレンソウ」も無駄だから無くしましょう。
他にも「定時出社、退社は無駄」、「接待のゴルフや飲食も、ただの自己満足」、そして「会話も無駄だらけ」という内容が出てきます。

一部の内容は他の場所でも聴くかもしれませんが、多くの場合それらの無駄を最初からやめましょう…という話にはならないで、現状の最適化「のようなもの」を言うくらいです。
というか、大体はこの手のことを言っている人は、自称コンサル系の人が多くて、要は私のサービスを買えばいいことが起きます!という展開になるのですが(笑)

そして、「のようなもの」ですから、最適化でもないのです。

ただ…、現状として、これらの内容は無駄だから今すぐ無くしましょう!と言っても、上手くいくかは微妙でしょう。
それは、このような現状に置かれている人たちであればよくわかると思います。

であれば、他のアプローチの一つとして、先程の基本の3つの内容を上手く使って、自分の時間を増やしていきましょう。

例えば、無駄な会議に出ながら、頭の中で必要な仕事を終わらせてしまう。
もちろん、この時に会議の内容もしっかりと聴いて、必要であればちゃんと発言などをします。

並列度と言うのは、どれかをいい加減にするのではなく、「すべてをメインとして処理をする」のです。

これは身近な例であれば、漫画を読みながら、動画を聴き流しているときは、どちらも真剣に把握していると思いますが、このような感覚で並列処理を行うのです。

また、企画書の無駄を無くすのにも、先程から書いている並列処理で頭の中で完成をさせておけば、実際に紙にするときの処理が大変楽になります。

そして、先程から書いているような「無駄な内容」は、これからのテクノロジーの発展で、どんどん無くなっていく内容の一つです。
ですから多くの人は、それまでの時間を、上手くやり過ごすか、無くせる環境を作っていきましょう。

「時間は未来から過去へと流れている」

巷では、「時間は過去を起点にして、未来に流れている」というのが一般的なようです。
しかし、このような時間の考えは、ものすごい「時代遅れの考え」であるといえます。

この考えのヤバイところは、未来はすでに、生まれる前から確定している、という論理が出来上がることです。
実際に、このような考え方を強く持っている人は多くいます。

しかし、今の最新哲学では「時間は未来を起点に過去へと流れている」という考え方が主流になります。
これは「神が玉突き的に世界を作った」とされる西洋哲学においても、未来から過去への時間という考え方が主流になっているのです。

そして凄いことに、1000年以上も前に「アビダルマ」と呼ばれる東洋思想では、この考え方をすでに持っていたのです。

つまりは、歴史ある東洋思想と、西洋思想を基盤とした最新哲学の両方で、「時間は未来を起点に、過去へと流れており、過去は現在からどんどん遠くに離れて行くだけ」という考え方を今は持っています。

そして、苫米地式コーチングなどの考え方では「過去は未来に一切影響を与えない」という考え方を、とても大切にしています。

だからこそ、過去に囚われるのではなく、使える過去は未来のために使って、それ以外の過去は、無視して、未来のために時間を使うのです。

そして今回の記事も、未来への時間を増やしてもらうために書いています。


特に今の日本人は、老若男女問わずに過去に依存をするような人が沢山います。
これは言い換えるのであれば、未来に対しての明るい希望が持てない、描けないということでもあるでしょう。
確かに、このままの日本の未来では、問題ばかりが目に付くでしょう。

しかし、本当に悪いことばかりなのでしょうか?

このブログでも何度か書いていますが、日本の明るい未来の一つに、サービスやテクノロジーの驚異的な発展を控えている!ということです。

それは、来年であれば5G回線が始まりますし、今でも少しずつ行われているコンビニの自動レジ化など、本当に書き出したらキリがないです。
つまりは、本当にすごい内容が沢山ある!ということです。
これは基本的に、明るい未来の内容と言えるでしょう。

しかし今の日本人は、悪い内容にフォーカスをして、素晴らしい内容を心理的な盲点で、自分から見えなくしています。

その原因の一つが、過去は今の延長線にあり、今の延長線で考えると明るい視点など持てない…という部分があると思います。
ですが先程から書いていますが、明るい内容も沢山あります。
ですので悪い内容を一切無視して考える…というよりかは、冷静に把握をしつつ、同時に明るい未来に向けて進んでいくのです。

その為の方法の一つが、今までの時間感覚、時間の概念を変える!ということです。

そのきっかけとなる内容は、今回の記事でも簡単ではありますが、書いてきました。

後は、皆さん自身がどのように時間を過ごすのか?ということに、かかっています。


皆さんの有益な時間が増えることを、願っています。


それでは、今日も最高の一日を!