「こち亀」と言えば、多くの人が名前くらいは聞いたことがあると思います。
単行本は200巻も出ていますので、中々全巻を持っている人は少ないと思います。
実際に私自身も、単行本は飛び飛びになります。

ジャンプ連載中は、たまに単行本を買い、あとは、これもたまにコンビニ特装版を買って読んでいました。

ただ、これ以外にもこち亀には「文庫版」というものがあります。
まだ全巻は持ってはいませんが、この文庫版は連載当時の年代から一巻に16話ほどのお話が収録されています。

また、巻末などには当時の世相関連の記事も登場をします。
私はこのような構成が気に入り、数冊ですが購入をしました。

本当であれば、ある意味区切りがいい2000年の文庫から書こうと思ったのですが、どこにあるのかわからないので、他の年代の文庫から書くことにしました。

こういう流れであれば、翌年の2001年から書こうかな~と思ったのですが、2002年の方が「両さんらしい暴れっぷり」が多かったので、今回は、2002年の文庫を採用しました(笑)

ただ、どのような記事にするかは、まだ決まり切っていない部分があるので、この「こち亀文庫シリーズ」の記事は、当分の間は色々な書き方をすると思いますので、その辺はご理解いただければ幸いです。




現在のコンビニの原型が窺える

「現代コンビニ人生模様の巻」というお話があります。

当時はまだ、インターネットは一部の人以外には、そこまで身近なものでは無かったと思います。

当然ながら今のように誰でもAmazon、楽天などを使う、もしくは知っている時代では無かったでしょう。
というか、当時の携帯で、これらのサイトから買い物が出来たのかも微妙なところです。

また、今でこそコンビニで通販商品などを受け取るサービスは普通になりましたが、実はこのサービスに大きな貢献をしたのも、私のブログでよく出てくる某人物になります。
当然ですが、この手の配送サービスのスケジューリングは、かなり複雑な内容になります。
この問題を解決するために、高度な数学を使って解決をしたのが、某人物になるのです。
…。
まあ、書籍に普通に出てくるので、名前を出しても全然いいのですが、今回はあえて書きません(笑)

でも、こういう一般的には認知されないような場所、内容で凄いことをいくつもやっているんですよね。
冗談ではなく、今の豊かで、便利な日本になっているのは、この人の貢献が本当に大きいのですよ。
皆さんが今使っているネット環境もそうですしね。

なので、このような情報を知っている私からすると、その人達が、このお話が描かれた当時にどのようなことをやっていたのか?という視点からも楽しむことが出来るのです。

また、これから何度か出てくる言葉だとは思いますが、こち亀の内容は、何年も先を描いている内容が多くあります。
まさに、漫画による未来予想のような感じです。



すでに中川財閥は「スマホのようなもの」を開発していた!?

こちらは「携帯(ケータイ)パニックの巻」というお話になります。

今でこそスマホは小型のPCとしての機能を持っていますが、当時の携帯は当然ながら今のような機能はありませんでした。
当時はネットに繋ぐことも出来ませんでしたから。

ただ、そんな時代でも中川財閥さまは、すでに携帯で新聞を読める機種を開発していました。
まあ、中川さん専用ですが(笑)

というか、(一瞬)驚いたのが、当時のPCはネットに繋げるために、携帯を今でいう「ポケットWi-Fi」のようにして使っていたんですね。
まあ確かに、当時ですからWi-Fi規格も無いでしょうし、当然ながらフリーWi-Fiも無いでしょう。

気になったので、総務省の「移動通信分野の最近の動向」というPDFを読んでみました。
どうやら2001年に第3世代、所謂「3G」通信が始まったようですね。

ちなみに、来年からは「5G」が一般的に普及をする予定になっています。
3Gとは文字通りに「桁違いの大容量通信」になるのです。

当時の携帯のことは正直よくわかりませんが、この回では携帯が使えない状態で、道に迷った場所から目的地にたどり着けるのか?というお話が展開されます。
どうなったのかは…皆さんが直接確かめてください(笑)

ただ、今の感覚からすると「おもちゃのような(もしかしたら、今のおもちゃ以下かもしれない)携帯」でも、本当に少しの時間使えなくなっただけで、とても苦労をしているシーンが多かったです。

最近よく言われている、テクノロジーの進化と反比例するように、人間の生産性が落ちている…という内容があります。
まあ、この回を読まなくても、日々私は体感をしていますが(笑)
このケータイパニックを再度読んだことで、この生産性が落ちている…という内容に、より危機感を覚えました。

たしかに便利になるのは良いことですが、これらのツールをちゃんと使いこなせるだけの能力も、私たちは鍛えていかないと、これからの時代はダメでしょうね。

もし、ここで胡坐をかくと、「ガリバー旅行記のラピュータ人」みたいになるでしょうね。
マジで…。
めっちゃ怖いですわ~。

あぁ。
今回のお話は怖く無いですよ(笑)



銭湯に行ってみたくなる

「東京銭湯絵巻の巻」というお話が収録されているのですが、このお話は、「人情味が溢れる」お話になります。
こういうのも、両さん、こち亀らしい典型的なお話だと思います。

ただ、私は「昔ながらの銭湯」という場所に行ったことが無いので、実際にはどのような感じなのかがよくわかりません。
ですが、これも私だけではないと思いますが、こち亀を読んで、この手の銭湯に一度は行ってみたい!と思った人は沢山居るはずです(笑)
でも、運悪く近くに無いんですよね~。

今回のお話は両さんの子供時代のお話になります。
なので、パワフルなシーンはありますが、やはりいつもの両さんよりかは、可愛げがあります(笑)

そして、このお話では銭湯の背景画が重要な内容になります。
このお話からは、大切なモノへの接し方…ということを教えてもらえるのではないでしょうか。

こち亀的な、とても感動的な内容になっています。



今それを言ったらアウトだよ…。両さん。


「まぼろしの山桜の巻」というお話が、今回の文庫でのラストになります。

先程は感動的なお話を紹介しました。
そして、ここでは「今言ったら確実にアウトな発言をする両さん」が登場をするお話について、書いていきます(笑)

詳しくは知りませんが、おそらく某実写ドラマの影響で「両さん=常に人情的」みたいなイメージを持っている人は多いかもしれません。

ですが、断言をしますが、決してそんなことはありません!

むしろ、昔になればなるほどに、今やったら確実にアウト~!な内容や、発言、行動を毎回のごとく取っているのが、こち亀の両さんなのですよ(笑)

ただ、現代に近くなるにつれて、その辺はどんどん大人しくなっていくのですが、まだ、これくらいの年代だと、色々とやらかしております(笑)

今回の山桜のお話では、冒頭からヤバイ発言を連発しています(笑)
…というか、おそらく当時はこれがヤバイという認識が無かったんでしょうね。
これは両さんが…、ではなく、「日本全体で」という意味です。

わかりやすいのが、今で言う「パワハラ」のような感じですね。
このような行為が日本文化である!みたいな認識が当時はあったのでしょう。

ただここでも、今の日本社会の風潮へとつながる部分が見えてきます。
新人の警察官たちを見ていると、今の大人に多くなっている自分中心的な言動がよく出てきています。

確かに、両さんの言動もヤバいですが、新人たちの言動も結構まずいです。

つまりは、どっちもヤバイ(笑)

ですが、当然ながらこれで終わりではありません。
今回のお話は両さんが「盛大にやらかしてくれるお話」になります!
そしてここでも、これからどんどん広がってくるであろう科学技術が登場をします。

流石、中川財閥!という感じですね。

でも、これがきっかけで…。
両さんたちが酷い目に会います(笑)



他の記事に続きます。

最初は、この記事だけで完結をさせようと思っていましたが、いざ考え出すと色々と出てくるので、複数の記事に分けることにしました。

それくらいに、面白いお話が沢山収録されているのです。

もちろん、基本となる単行本を読んでもいいと思います。

しかし、この文庫版はある意味「シングルベストアルバム」のような感じがあります。

つまりは、すでに別媒体で収録された内容でも、多少の内容や順序を変えただけで、「全体としては、新たな別の作品になる」という、わかりやすい例でもあります。

このような方法は、嫌いな人は嫌いだと思いますが、私はちゃんと再構成をして、形になっている、価値が出ていればOKだと考えています。

…。
まあ、こういう言い訳をして、同じ内容を使いまわしてる連中がほとんどですが(笑)

もちろん、今回の文庫版は違いますよ!
ちゃんと、文庫版としての価値が出ています。

また、私のように単行本の収録内容よりも、文庫版の収録内容の方が好きな人もいるはずです。

これは、今回とはまた違ったジャンルの話になるので割愛をし、別記事に譲ります。
しかし、「ゲシュタルト」という視点で考えると、とても面白く、また、とても勉強になる内容でもあります。

再度書きますが、今回の文庫版に収録をされているお話は全て、単行本に収録をされている内容です。
しかしその中から、再構成をしただけでも、全く違う作品として世に出る訳です。
これは本当に興味深い内容です。

また人間の、個人の感覚という視点でも説明ができます。
…が。
これも別記事に譲ります。

最後に、すでに単行本を持っている人にも、今回の文庫版はおススメできます。
当然、こち亀をよく知らない人でも楽しめると思います。
そして、多少ではありますが、それぞれの年代の内容や空気感も感じられると思います。

また後日、この文庫版の続きを投稿しますので、しばしお待ちください。


それでは、今日も最高の一日を!