2018年02月

人間の成長と「シグモイド曲線」 そして「クリティカルエイジ」を克服しよう

人間の成長曲線は基本的に「シグモイド曲線」で成長していきます。

シグモイド - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%89


何かを学習するときには、このような曲線で成長していきます。
つまり、最初のうちは、なかなか目に見えた成長の実感が難しいことがほとんどです。
しかし、これの積み重ねが成長への確かな道になります。
まさしく、「Baby Steps to Giant Strides」です。

この成長曲線も人により変化のスピードが違ってきます。
同じ内容をやっているのに雲泥の差が付くのはいくつかの理由があるのですが、その一つに、元から持っている神経ネットワーク(学習の成果)による違いがあります。

ですが、これは上手く使えないと逆に学習の時間が多くかかってしまいます。
理由は、元からある神経ネットワークが活性化してしまい、学習したい神経ネットワークの構築が上手く出来ないからです。

例えば、よく言われているのが野球少年が大人になってゴルフを始めるときでしょうか。
このとき、ドライバーを上手くスイングするための神経ネットワークを構築する必要があります。
しかし、実際には多くの人が、昔に出来上がったバットを振る神経ネットワークを無意識的に使ってしまいます。その為に、なかなか思うようにドライバーで飛ばすことができません。

なので、新しい神経ネットワークを作るときには、既存の神経ネットワークの活性化を「抑えて」新しいネットワークを構築していく必要があります。

この時に行う必要があるのが「リラックス状態を作る」ことになります。
身体の状態は、とくにスポーツでは、同じ個所でもスポーツごとに「筋肉の使い方の癖」が異なってきます。
ちなみにこの「癖」と言うのは、それぞれの種目における身体技術の神経ネットワークのことを、ここでは意味しています。
なので、これらの癖を一時的にでも「リセットする」為に、身体を緩めてフラットな状態にしてあげる必要があります。
この状態にしてから実際に体を動かすことで、何もしないよりも新しい神経ネットワークの構築、つまり学習のスピードが速くなり、質も高くなります。

一般的にはシグモイド曲線の考えを基にするのであれば、最初の段階は中々目に見えた成果や手応えというのを実感ができません。
ただ、これはあくまでも体感としての話が基になるのですが、身体的な内容でも情報的な内容でも、おそらく、まだ、成長曲線が上がり調子になる前から、しっかりと極々小さいながらも、成長の兆しはどこかで出ているハズです。

例えば、テニスであれば昨日よりも良い当たりが一球、一瞬多くなったとか、ステップが上手く運べるようになったとかです。
英語であれば昨日よりも楽に発音ができたとか、英文の内容がわかった瞬間が少し増えたとかになります。

「些細な成長への変化」というのは間違いなく、どこかの瞬間で表面に現れているハズです。
ですので、この「目に見えないが、確実に小さな成長をしている期間」を腐らないで、焦らないで、乗り越えて貰いたいと思っています。

シグモイド曲線での成長と言うのは生得的に、人間が進化の過程で手に入れた方法になります。
ですので、自分だけでなく周りの人の成長や変化に対しても、焦らないで、ある意味じっくりと…では無いですが、成長の兆しが見えるまでは、温かく見守る姿勢も大切です。

そして、少しだけコツを書いておくと、何事にも共通をするのは、新しく習得をしたい内容を繰り返し行うことになるのですが、その時に「前回よりも質を高めていくぞ!」という気持ちを常に持って、その様に回数をこなすことです。

これは一般的な言葉で言うのであれば「一回一回を大切に扱う」という感覚で実践をしてもらうといいかなと思います。
これはよく聞く内容かもしれませんが、今回の記事の様に「既存の神経ネットワークを使わないで新たな学習を行う」という内容においては、とても効果的な考え方になります。
というのも「大切に行う」というのは「神経ネットワークへの刺激を強くする」ということであり、「一回一回の質を高める行為」だからです。
「大切に行う」と言うのを、別の言い方で表すなら、「強く意識をする、意識に上げる」という言い方でもいいと思います。

ただし、ここでの「強く意識をする」というのは、緊張をしたときに起きる「ぎこちなさ」のような状態ではなく、何度も書いているように、「行動、行為を意識に上げて、把握している状態」ということです。
これは、感覚的なものなので、言語だけで伝えるのは非常に難しい内容でもあります。
ですので、これは実際に実践をして、体感をしてもらうしかありません。

ただ、このような体感を一回でもいいので認識できると、身体的な内容でも、情報的な内容でも、どちらに関しても、非常に操作がしやすくなります。
しかも面白いのが、身体的な内容で、つまりはスポーツや武術、または楽器演奏や歌、もしくは絵画や彫刻などの、身体操作の内容で体感できた感覚を、英語の学習などをはじめとした、知的な内容にも応用ができることです。もちろん、この逆も可能です。
もう一つ、漫画でこの感覚を表しているシーンが登場をする作品を紹介しておきます。
その作品は週刊少年マガジンで連載をしていた、勝木光さんの「Baby Steps」というテニス漫画になります。
この漫画の中で「確かな一球」という言葉が出てきますが、この言葉は、今回の内容を上手く表現をしている言葉の一つだと思います。
詳しくは、実際に漫画を読んでもらいたいと思いますが、簡単に書いておくと、実際に身体で打ったショットと、頭の中で思い描いたショットとの誤差を、しっかりと認識をし、この時の誤差を無くしていく作業の積み重ねにより、成長をしていく!と言うのが、この言葉の意味するところでしょう。
もちろん、私がすでに書いている内容と、共通をする部分もありますが、当然これだけではありません。
ただ、先程も書いた様に、これは非言語の体感としての内容なので、実際に体感をして貰えないと理解はできないでしょう。

それこそ、自転車に乗った時の感覚を正確に言葉で説明をしてくれ!と言われて、本当にしっかりと説明をするとなると、めちゃくちゃ長くて大変な作業になるのは理解ができると思います。
しかし、実際に自転車に乗ってしまえば、その時の感覚は一瞬でわかるのも理解できるはずです。
この内容は、まさにそのような内容の話ですので、ここから先は、実際に体感をしてください…としか、今は書けません。
ただ、おそらくですが、この感覚は、多くの人にとっては、すぐにわかる体感のハズです。それくらいに、ハッキリとしています。まさしく、自転車に乗った体感のように。
ですので、何度も書いていますが、実際に実践をして、体感をしてください!ということです。

そして、質が高くなれば、その分だけ成長が速くなるのはわかると思います。
ですので、できる範囲で良いので、意識してやってみてください。


そしてここからは、学習速度をより高める内容を書いていきます。
そのためには、まずこちらの記事を参考にしてください。
また、こちらの記事の中に出てくる、「リスタ」さんの記事も、可能であればお読みください。

抽象度を上げる=IQを上げる。 IQが上がれば、生産性が上がり自由な時間が増える。


この記事の中で「抽象度」という内容が出てきましたが、実は加速学習をする際に大切な要素の一つがこの「抽象度」になります。

先ほどは、既存の神経ネットワークを活性化させないで学習することが重要であると書きました。

ですが、ここからは、既存の神経ネットワークを上手く利用した方法を書いていきます。

すでに書きましたが、同じ内容をやっていても人により成長の差があるときには、より早く成長をしていく人の場合、運よく、自然と、既存の神経ネットワークを上手く活用できていることが多いのです。

その理由は、新しく学習する内容と既存の内容の「共通部分」を上手く使っているからです。
これは、「リーストアッパーバウンド(LUB)」と言って、数学における「最小公倍数」の考え方がわかりやすいでしょう。
このLUBを上手く使うことで「加速学習」が可能になります。

テニスで例えるなら、最近はサーブ練習に野球の投球フォームを利用することが多くなりましたが、投球の腕の動かし方や手首の使い方などが、テニスにおけるサーブの動作と共通する部分が多いので、この共通項を利用してサーブの神経ネットワークを構築していきます。

しかし、最初のほうでは、既存のネットワークを使っていると学習が遅くなるとも書きました。
一見すると矛盾する内容ですが、そうではなく、必要な既存の神経ネットワーク「のみ」を使うのです。

先ほどの例であれば、野球のフォームのままサーブを打っても、まず、まともに打てません。これは、下半身の動作がサーブに必要な動きとは全く異なるからです。
しかし、必要な動作のみをピックアップして、サーブの動きに組み込むと上手く打てます。
つまり、学習が速い人は、これを感覚的に行っているのです。

さらに、凄いことを言いましょう。
今までは学習したいことと1つの内容で書いてきました。
新しく学習したいことがテニスであれば、昔やっていたことが野球である、そして、野球の使える部分を利用するということを書いてきました。

しかしこれが、昔にバトミントンやバレーボール、剣道やバスケ、陸上の短距離などを経験している人が、これらの神経ネットワークのそれぞれのLUBを取ることで、より早く、よりハイクオリティーな学習成果を得られます。
ここでいえば、バトミントンから手首の使い方を。バレーボールなら背中の使い方を。剣道なら体重移動を。バスケットなら視野の広さを。短距離ならショートダッシュを、テニスへと組み込むことで加速度的に成長が速くなります。

その時の訓練として先ほど張った、リスタさんに書かれている訓練が役に立ちます。
このLUBは学習全般で活用できます。

そしてここで「クリティカルエイジ」について書いていきます。
クリティカルエイジとは学習限界年齢のことですが、これは神経ネットワークを固定化することにより、観られる現象です。

クリティカルエイジの期間に上手く学習をできれば、クリティカルエイジを過ぎた期間よりも効率的に学習が行えます。

クリティカルエイジは内容によって期間が異なり、言語であれば13~14歳くらいに固定化がされますが、生まれて数週間で固定化されるものもあります。

固定化がされた内容は、そのままでは効率的に学習が進んでいきません。
もちろん、固定化がされているからと言って、まったく変化が起きない訳ではありません。
ただ、効率が著しく悪くなるという意味です。

しかし、クリティカルエイジは克服ができます。
その克服方法はいたってシンプルで「使っていない脳細胞を使えば良い」という方法になります。

クリティカルエイジは神経ネットワークの固定化によりおきます。そして、固定化された後は、固定化されている神経ネットワークがより強く使われるようになります。
なので、新しい学習、神経ネットワークを作る際にも優先的に固定化されているネットワークが活性化されるので、上手く新しい学習が進まないのです。

しかし、学習とは新しい神経ネットワークを作ることです。
そして、使われていない脳細胞はもの凄く沢山あります。
その未使用の細胞を最初から使えばいいのです。

しかし、すでに書いているように、クリティカルエイジを過ぎると優先的に固定化されている神経ネットワークを使うので、未使用の脳細胞で新しい神経ネットワークの構築が上手く進んでくれません。

それを防ぐためにも、「固定化されている神経ネットワークを活性化させないように学習していく」必要があります。
そのための簡単で、かつ、効果的な内容が最初の方に書いた「身体をリラックスさせて、身体の癖を一時的にでもリセットさせてから取り組む」という内容になります。

この、「既存の神経ネットワークを活性化させない」ということが、まずは基本になり、クリティカルエイジを克服する重要な要素の一つになります。

クリティカルエイジは進化の過程で獲得してきた必要な生命現象の一つです。
そして、克服することも当然可能です。

これからはますます寿命が延び、現役での時間も長くなっていきます。
これからの時代は90歳で働き盛りという時代になっていくでしょう。というか、90歳で働き盛りの時代はすでに始まり出しています。
年齢を理由に挑戦、学習をしないのは、あまりにも勿体無い!
「思い立ったが吉日」ではないですが、興味のあることは、まずはやってみましょう。
そして、日々素晴らしい日を自ら作っていってください。

今回の記事の内容は、老若男女問わずに使える内容です。
もちろん、身体動作だけでなく、知識の学習にもしっかりと使えますので、例えば資格試験とか受験にも、十分に利用ができます。
是非とも皆さん、参考にしてみてください。


それでは、今日も最高の一日を。



主な参考書籍

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~ 
苫米地英人
フォレスト出版
2007-06-21




マルチタスクの訓練には並列聴きを

複数の音源を同時に聞くことで脳の並列処理能力を鍛えることができます。
一般的な言い方では「マルチタスク処理能力」と言うほうが、身近でしょうか。
並列処理とは、文字の通りに複数の異なる内容を同時進行で行って行くことです。

良くある例では、楽譜を見ながらピアノを弾く。
ギターで演奏しながら歌を歌う。
自転車や車を運転しながら会話をする…この他沢山あります。

元々、人間は並列処理を得意としています。
しかし、なぜか人類は並列処理を抑え込めるような教育や方法を常識にしています。
有史以来、どうやら、せっかくのマルチタスク能力を鍛えるのではなく、シリアルな処理を良しとする教育が行われてきました。
そのため、多くの人が、せっかく高い生産性を元々持っているにも関わらず、その能力をほとんど使うことなく、もったいない時間を過ごしています。

この並列処理を鍛えることは生産性を劇的に高めることに直結をします。

そのための簡単な方法をいくつか書いていきます。

まずはYouTubeを利用するやり方があります。
とても簡単で、二つ(複数)の動画を同時に再生して、二つともちゃんと理解できる様に聴く。これだけです。
私はこの記事を書きながら4つの音源を同時に聴きながら記事を書いていますが、確かにこれはかなりきついです。
ですが、2つくらいであれば間違いなく、ほとんどの人は1週間もかからないで、普通に聞き取れるようになるでしょう。このように、ある程度続けていくと、自然に出来るようになっていきます。

注意点もいくつかありまして、並列処理の訓練は慣れるまでは、それぞれのクオリティーが下がると思います。理由は、並列処理に慣れていないからです。なので、訓練をするときにはミスしても大丈夫な内容でやってください。

また、並列処理の訓練をしていると、途中で急激な眠気に襲われることがあるかもしれません。
これは「オーバーロード」という現象で、PCにおける強制シャットダウンになります。
つまり、並列訓練が出来ている証拠になります。
しかし、「まだ」並列処理に「慣れていない」ので、負荷が大きいために、最初のうちはこのように「オーバーロード」が起きることがよくあります。
これは、繰り返していけば、そのうちにオーバーロードしなくなります。

また、「オーバーロード」とは別に「混乱」してきたら訓練をやめてください。混乱をしてきたら、すぐにやめて、リラックスをするようにしてください。もしくは、その訓練を終わりにして他の内容に移ってもいいでしょう。
「オーバーロード」と「混乱」の体感は、個人的には、かなり違うので、皆さんも体感的に違いが判るはずです。ただ、最初のうちは、違いがよくわからない可能性もあるので、慣れるまでは、無理をしないで、短時間や途中で終わりにしてもかまいません。
とにかく、短時間でもいいのでリラックスして無理せずに取り組んで欲しいと思います。

ただ、この方法だと難しく感じる人のために、少しレベルを下げた内容を次は書きます。
それは、JPOPやクラシックなどで全ての楽器の演奏をしっかりと聴くという訓練内容になります。
基本的に、ほとんどの人は歌ものであれば歌以外の楽器の演奏は意識的に聞こえていません。
これを意識的に聴くだけでも結構な並列処理の訓練になります。
まずは、自分が聞き取りやすい楽器から始めて一つずつ楽器を増やしていくと簡単でしょう。

ちなみに、歌が上手くなりたいのであれば、まずはベースの音を意図的に聴くようにすると良いでしょう。
ベースという名前の通りに基本的に曲の根幹を担っている楽器パートになります。この楽器を基にして、当然ですが歌のメロディーも展開されていきます。
勿論、一部の楽曲ではベースが無い曲もありますが、ほとんどの曲にはベースがありますので、ここから意識的に聴いていくと後々楽になります。
というのも、多くの人は最初のうちはベースの音をしっかりと聴くのも大変だからです。
すごく簡単に書くと目立たない音だからです(笑)
ですが、この音が曲を支えるときにはとても重要なのです。
人にも当然寄りますが、ベースの音をしっかりと聴きとれるようになれば他の楽器を聴きとるときにも楽にできるようになるハズです。
これも無理しないで、気軽に取り組んでください。

さらにここからは、実際に身体を使う内容も書いていきます。
これは、私のオリジナルなのですが、ある種のリトミック的な内容になります。
自宅でも簡単に出来ますのでおススメですよ!

まずは椅子に座って、左足で4ビートの1拍目を刻む(かかとは浮かせずに、つま先だけでタップする)。
右足で8ビートを常に刻む。
右手で三角形を宙に書く。
左手で四角形を書く。
声に出して300から3ずつ引いていく。
これらをすべて同時に行います。

手と口の方は問題ないと思いますので足の説明だけ。
これは、小中学校でやった内容です。
一小節を4等分したのが4ビート、8等分したのが8ビートになります。
今回であれば、左足は「1・2・3・4」と数えているときの「1」の時にだけ足をタップします。
右足は常に足でリズムを取ります。
このときは「表の拍」でタップしてください。
表の拍とは「1ト2ト3ト4ト」と8ビートは数えていくのですが、この時の数字が「表」になります。
それとは逆に「ト」の箇所を「裏拍」と言います。
今回であれば、表の拍で踏むことになるので、裏拍の時には足が上がっている状態になっています。
(これは、ダンスでいえば「プレパレーション」(準備動作)になります。)
そして、数を数えるときには2小節分の8カウントで数えるとやりやすいと思います。
2小節で1パッケージとすると、2小節目の1拍目はカウントでは5になります。
右足では常に表拍をタップして、左足では1と5の時にだけタップします。この時にだけ両足同時になります。
もしかしたら、これだけでも並列訓練になる方は多いかもしれません。

人間の脳は意識的なモノでも2つまでは、比較的簡単に出来るようになるのですが3つ以上になると「一気に」難しくなります。

例えば、両足だけなら難なくできたのに、片手で宙に〇を書くという内容を一つ加えただけでも、一気に難しくなります。
この訓練は思考能力も身体操作能力も同時に鍛えられるのでとてもおススメです。
すでに書きましたが、ここでも「オーバーロード」と「混乱」をしてきたら、無理に継続をしなくてOKです。出来る範囲で取り組んでください。

また、特に楽しみながら出来るのがカラオケなどで、座った状態で歌いながら「右足で常に表のリズムを刻む、左足で1と5の時にだけリズムをとる」という動作を追加する方法です。
もしかしたら最初は歌いにくいかもしれません。
ですが、繰り返し書いていますが、慣れるまでは、上手く出来ないのは当然です。

これは、自転車や車の運転に似ています。
とくに、自転車であればよくわかるのではないでしょうか。
最初のうちは漕ぐ事すらも上手く出来ませんが、少しずつ出来ることが増えてきますよね?
並列処理も同じように、少しずつ「精度」が高くなっていきます。
なので、1曲だけでも良いので、実践してみたください。
また、これが楽にできるようになると、今までのように普通に歌うときに、以前よりも楽に、自分の思うように歌いやすくなります。
これは、並列訓練によってマルチタスクによる処理能力が鍛えられた為です。
並列訓練の時には歌いながら両足を異なる動きをさせているので、その処理にエネルギーを使っています。これが、普通に座って歌う時には両足のタスク処理がないので、今までよりも楽曲への処理にエネルギーを使えるようになります。
だから、今までよりも楽に自由に歌えるようになっていきます。

そして、今まで書いてきた内容は勉強や仕事の能力アップにも繋がります。
本当に?と疑いたくなるでしょうが、これは事実です。
どちらにも共通をしている内容の一つに、複数の内容を同時に思考できるようになることです。

例えば、仕事であれば、A、B、Cという内容を考えながら、会議に出たり、PCで作業をしたりすることが、簡単にできるようになります。
このときの「並列思考」の体感としては言語で思考をするのでなく、言語化しないで、非言語による、イメージでの思考処理をしていきます。
並列思考や処理において、この非言語のイメージでの処理というのは、必須になってきます。

当然、このブログのような言語化を必要とする内容も可能です。言語化する必要がある内容は、後で言語化をすればいいだけですから。
ここであれば、記事の内容をイメージで作り上げ、そのイメージを言語化して打ち込んでいるということです。

学習であれば、関連事項との繋ぎ合わせが行いやすくなります。
学習とは、今知っている内容を利用して、知らない内容を知っていくという作業になります。
この時に、関連付けられる知識や情報が多いほうが、学習がスムーズに進んでいきます。

例えば、地理などであれば、単に教科書を無機質に丸暗記するよりも、自分が好きなアニメの舞台になっていた…という情報が加わることで一気に、学習の質が高くなるのは、なんとなくわかるでしょう。
もちろんこの場合は、好きなアニメの舞台、聖地であるという好奇心も追加されていますが(笑)
この時に、教科書の内容に対して、関連してくる内容が次々と頭の中にイメージとして浮かんでくるでしょう。
例えば、この町のシンボルとなっている、大きな川は、あのアニメでバーベキューをしていた…とかの、自分がすでに知っている情報が追加されやすくなります。
これらは、意識的に並列処理の刺激を与えた訓練をしていることで、無意識の領域での処理を、上手く利用できるようになったからです。

並列処理、マルチタスク能力の向上とは、一言でいえば、無意識領域の処理を利用できるようにしていくことになります。
無意識での処理…と聞くと皆さんは、怪しく思うでしょうが、実は、無意識による処理は、皆さんも身近に、日常的に行っています。
その典型的なのが、すでに書いている、自転車や車の運転になります。
他にもスポーツや武術、楽器や絵画などの芸術を含む、多くの身体動作、身体表現の能力もこの無意識が関係しています。

自転車を例にするならば、自転車の運転を無意識化できたことで、その瞬間から、自転車が乗れるようになるのです。

そして実は、無意識化とは「慣れ」のことでもあるのです。
つまり、慣れるというのは、対象の無意識化が完了をしたということでもあるのです。

多くの人は、自転車に乗れると思いますので、事故などを起こさないように注意をしながら、その時の体感を少し観察をしてください。

必ず、シリアルな観察では不可能なのが理解できるはずです。

例えば、ペダルを漕ぎつつ、腕でハンドルを握ってバランスをとりつつ、耳や目で周囲の状態を確認している。
すごく簡単に書きましたが、最低でも、これらの内容をすべて、常に同時に行っています。
自転車がうまく乗れないのは、これらを同時に処理できないからです。
例えば、ペダルを漕ごうとすると、バランスを維持できなくて、ふらついてしまうというのがわかりやすいでしょう。
これらの内容がすべて同時にできるようになることで、自転車を自由に乗れるようになるのです。

ですので、並列処理、マルチタスク処理というのは、皆さんが見落としているだけで、多くの人が日常的に利用をしている内容なのです。

ただ、仕事や学習の時には、なぜか、マルチタスクではなく、シリアルに順序立てて行うことが良いことである…という、変な内容が一般的になっています。
ですので、この変な常識を打ち破って、生産性が高く、学習効率が良い日々を過ごしてください。

すでに書いている内容は、基本的にどこでも可能な内容になっています。
取り組む時間も、毎日何時間とかでなく気が向いたときに5分だけ…とかでも、しっかりと継続をしていれば、ちゃんと成果は出てきます。

あとは、ケガや事故、大きなミスには注意をしながら、日々の生活の中で、意識的に複数の内容を同時に行ったり、考えたりしてみてください。
スキマ時間を利用したり、ふと、気が付いた時に短時間でも繰り返すことで、どんどんマルチタスクの能力は鍛えられていきます。

あとは、このマルチタスクの処理に「慣れる」ことで、今までのシリアルな処理状態と比較をしたときに格段に生産性が高くなっていることに、ふと、気が付くでしょう。

それでは、今日も最高の一日を。



主な参考書籍

絶対成功する44のルール [Kindle版]
苫米地英人
コグニティブリサーチラボ株式会社
2013-03-04

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プロフィール 
皆さんはじめまして。IroN(あいろん)と言います。  このブログでは、皆さんの「スコトーマ」と呼ばれる「心理的な盲点」を少しでも外せることを目標に、様々な記事を書いていこうと思います。  いわゆる「雑記ブログ」のような感じになると思いますが、書きたいことが沢山あるので、本当に幅広いジャンルの内容になると思います。  また、皆さんの人生の「何かしらのきっかけになるような記事」のほかに、ちょっとした暇つぶしに使ってもらえるような「娯楽的な記事」や、私が「いいな~」と思った様々な内容も紹介していきます。 どうぞ、末永くよろしくお願いします。  それでは、今日も最高の一日を!
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