私が速読をできるようになりたい!
という人に絶対におススメしている書籍が、苫米地英人さんのほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 (PHP文庫) 文庫 という文庫です。

…が!

この書籍は現在は絶版となっており、電子書籍版のみになります。
というか、kindle版ですね。

kindle版のタイトルは年収が10倍になる速読トレーニング となっています。


これらの書籍のなかで出てくるのが苫米地式速読術である「ハイサイクルリーディング」という読み方になります。


まず、初歩的な内容に「読んでいる行の1行先を意識にあげる」というテクニックが出てきます。

実はこのテクニックは、簡単にできるのに、もの凄く効果のあるモノなんです。

そもそも速読の大原則として、読者がもともと持っている「知識量」が重要である。

つまり、自分がもともと持っている知識が多ければ多いほど速く読める!というのが原則としてあります。

このように書くと速読なんて出来ないと思ってしまうでしょうが、それを解決する内容の一つが、この「読んでいる行の1行先を意識に上げる」テクニックなんです。

持っている知識が多いとは、つまり、知っていることが多いということでもあります。

この本の中で苫米地さんが、クリス・アンダーソンさんの「フリー」という書籍に対しての解説本を書いてほしいという依頼を受け、その依頼から生まれた「フリー経済学入門」という書籍を書くまでの経緯について書かれているのですが、その中で苫米地さんは「私の方がクリス・アンダーソンさんよりもフリー経済学について詳しかっただけだよ。」というようなことを書かれています。

実際に「フリー」の本は一般的なビジネス本よりもページ数が多く350pほどあります。

(一般的なビジネス本は今のところ200p前後です。)

苫米地さんは打ち合わせの直前までフリーを読む時間がなく、担当編集者が来てから「トイレに行ってくる」と告げ、実際にトイレの中で350pもの本を5分かからずに読み切り、その後担当とすぐに打ち合わせをし、後日フォレスト出版より「フリー経済学入門」を出版しています。

そもそもフリーの概念はインターネットに深く関係しています。

苫米地さんはプログラマーとしても活躍をされており、Apple社から依頼されて日本語変換ソフト「ことえり」を作成したり、他にも政府予算でいろいろと作られています。

そもそも苫米地さんが卒業された、カーネギーメロン大学大学院(CMU)は何十年も前から人工知能の分野でトップを独走しており、その大学院で苫米地さんはフェローも務めておりインターネットが一般に広まるずっと以前から、この分野で活躍されています。

(最近では自衛隊がサイバー防衛のためにCMUに留学もさせています。また、多くの学部生はGoogleなどにインターンに行って活躍されています。)

そのような経緯から苫米地さんがクリス・アンダーソンさんよりも、その分野の知識が多いのも納得されると思います。

つまり、速読をするには事前に大量の知識が必要である!ということです。

ここまで書くと、苫米地さんのように長い間地道にやらないと速読できないんだ…と思うかもしれませんが、大丈夫です! 

もちろん、最初から苫米地さんクラスの速さと理解度で読むのは難しいですが、今まで200pの本を3時間かかって読んでいた人が、10分ほどで読めるようになるのは、本当にそこまで難しくないと思います。

もちろん、人それぞれ違うのが当たり前ですし、全員が同じように成長をする訳ではありません。

なので、焦らず自分のペースで取り組んでほしいと思います。

では、先読みのテクニックで、なぜ、速く読めるようになるのか?というと、読んでいる行よりも、1行先に視点を置き、実際に読むよりも少し早く1行先の情報を脳に入れておき、実際に読むよりも、先に情報を知ってしまう!という処理を行うからです。

ちょっと違う言い方をすると、事前情報として、読むよりも先に、文章を認識しておく!という言い方もできます。

そんなことで本当に速く読めるのか?と思うかもしれませんが、これが速く読めるようになるんです。

しかも、理解度も今までよりも高くなる。
 
もともと脳は1行先だけでなく、ページ全体の情報を、ページをめくった瞬間にすべて認識をしています。

これが巷で都合よく使われている「無意識は~」という人たちがいう根拠に当たります。
…が!
確かに私たちは呼吸や姿勢の維持や、音や光の認識など、生きている中で無意識的に、さまざな情報処理、身体操作を無意識に行っています。
例えば、ずっと立ちっぱなし、座りっぱなしでも無意識的に、つまりは、本人が気が付かないレベルで
微妙に体を動かし、細胞が壊死するのを防いでくれています。

おそらくほとんどの人は、このように言われるまでは、常に、無意識的に微妙に動いていることに気づいていないと思います。

しかし、だからと言って無意識という言葉を自分の都合よく使っている人たちと同じように無責任でいい加減に使うわけではありません。

無意識の処理がなぜそのまま意識に上がらないのかというと、処理していることが膨大すぎるので意図的に多くの情報を捨てているのです。

では、それらの情報を意識に上げるにはどうするのか?というと言葉のとおりに「意識にあげると意識する」のです。

簡単な体験だと、今皆さんはこの記事を読まれていますが、皆さん自身の鼻の頭がはっきりと視界に入っているのに気づかれていましたか?

もしくは、PCで見ている人なら机の板やマウス、目の前の壁をしっかりと認識できていましたか?

もしくは、エアコンや周りの音がずっと聞こえていたのに気づいていましたか?

おそらく、皆さん何かしらのことが、無意識から意識にあがったのではないでしょうか?

このときに、急に意識に上がってきた内容が現れたのではなく、実際にはずっとそこにあったのに人間の脳は今意識している、意識したいと思って取り組んでいること以外のことを自然に排除するように進化しているのです。

つまり、人間はせっかく使える情報を自然に集めているのに それらをほとんど、そのまま捨ててしまっているのです。

その捨てている情報を捨てずに上手く利用するのです。

これは速読だけでなく日常生活全般に言えることです。

速読だけではなく、人間は必要な情報でも、不用意に認識から排除をしている生き物です。

ですので、速読でも、日々の生活でも、間違って捨てている情報を捨てずに利用をすることで、今まで以上に多くの情報を処理できるようになり、知識や情報の獲得などに役立てることができます。

このような状態をうまく利用している一つの内容が、先ほどから書いている「先読みの技術(テクニック)」になります。

ここでは始めての人向けの実践の方法を書きます。

やり方はすごく簡単です。

aaaaaaaaaaaa
bbbbbbbbbbbb
ccccccccccccc
dddddddddddd

例えば上のような文章があったとします。

一般的にはaの行だけに視点を合わせて次の文字、次の文字という風に進んでいき、その延長線で、次の行、次の行と読み進めていくと思います。

先読みの技術ではこの時にaの行ではなくbの行に視点を合わせて隣のaの行を読んでいきます。

この時にbの行は一緒に読まなくて大丈夫です。

音声化せずに、ただbの行を眺めているだけでいいのです。

bの行は読むのが目的ではなく、前もって情報を知るのが目的ですので、このときに理解できなくていいのです。
というか、理解しようとしなくていいのです。

理解するのは実際にその行を読んだ時でいいのです。

ここでは、普通にaの行を読みながらbの行は単に眺めているだけでいいのです。

これが、「先読みの技術」になります。

本当にたったこれだけの作業になります。

おそらく、これを読んで、あまりにも簡単すぎて、拍子抜けをした人は多いと思いますが、実際にやればわかると思いますが、こんな些細なことを追加しただけなのに凄く読むのが楽になるはずです。

この時に、最初のうちは今までの読み方である、読んでいる行は音声化をして読んで行き、隣の行は音声化しないで単に眺めて、事前情報として、先に認識をしておく。
という方法で始めるといいでしょう。

今回であれば、aの行は今まで通りに読みながら、bの行を眺めておく。
という感じです。
このようにして、次の行、次の行へと進んでいきます。

この時に先読みとしてbの行を眺めながらaの行を読んでいましたが、aの行が読み終わると同時にbの先読みもcの行へと移していきます。

このようにして読み進めていくだけです。

今回は横書きですが 縦書きの文章も同じ要領でやってください。

実際にやってみると、ものすごく簡単だと思いますが、今までの読み方よりも読みやすく理解度も高くなっているのではないでしょうか?

今回は速読の入門の入門的な部分ですので、音声化して読んでくださいとお願いしましたが、実際には音声化せずに読み進めて行くのが基本です。

行も1行を一目で読んでいくのです。

また意外に効果的であり、重要な内容が気持ちの持ち方になります。

簡単に書きますと、いつもより速く本を読む!と決めてから読み始めるだけで、たったのこれだけでも、特別な内容を追加しなくても意外に効果があるのです。

もちろん、途中で小休止を挟むなど無理せずにやってください。

ここまでの内容で初級レベルの先読みの技術と速読と知識量の関係、そして、簡単な無意識の処理状態について書いてきました。


ここからは速読だけでなく、思考の速さを高めていけるやり方を書いていきます。

そもそも、「速読脳」というタイトルのこの本ですが、ただ単に、本が速く読めるようになるだけでなく、脳機能全般のパワーアップができるのがこの本の凄いところです。

先ほどから「脳」という単語を使っていますが、苫米地「博士」は認知科学者でもあり、同時に「機能脳科学者」でもあります。

簡単に言いますと医学的なアプローチだけでなく、文字通り、脳の機能を研究している科学者であります。
 
医学的なアプローチを中心に研究されている方々の多くは同時に医師としても活躍されています。

つまり、医療行為としての研究が始まりになります。

それとは別に、苫米地さんの「機能脳科学」は人工知能を作る過程で生まれています。
つまり、人工知能を作る過程で人間の脳についても研究を進めて行った結果、人工知能で使っている研究成果が、人間の脳機能を高めることができることを知り、その研究成果をこの書籍のように一般の人にも活用できるようにして広めてくれています。

苫米地さんは世界中で活躍されていますが、その中の一つにエージェントの教育などがあります。

守秘義務があるので詳しくは苫米地さんも明かしていませんが、イメージとしてCIAエージェントの訓練をしているイメージです。

もちろん実際にCIAに訓練している訳ではないので誤解なさらずに。

また、苫米地さんを有名にした事件に「オウム真理教信者の脱洗脳」があります。

その時に機能脳科学者としての知識と技術を使い多くのオウム信者の脱洗脳に成功されています。

それらの研究や体験をもとにして、様々な脳機能を高める、IQを高めるメソッドなどを書籍を中心に、紹介をしてくれています。


ここからは、簡単に脳の処理速度を速められる「ハイスピードツイート・リーディング」について書いていきます。

簡単に言うと、とにかく自分の限界を更新する勢いで、もの凄く速く「音読」するというトレーニングです。

ちなみにこの「ハイスピードツイートリーディング」ですが、このように命名されていますが、中身の方は、昔から競技ディベートでは基本トレーニングとして行われていた「早読み」の訓練が元になっているようです。

先読みの技術の時には脳内で音声化しないで行を読んで行く!と書きましたが、要は使い分けです。

そもそも速読は娯楽として読む本 (主に小説などが一般的でしょうか)では使う必要がありません。

娯楽としての目的は少しでも長くその作品に触れていたい。
ということではないでしょうか?

ということは娯楽として「ロミオとジュリエット」を読む場合は速読してはいけないのです。

(ただし「音読しながら先読みのテクニックで読む」は問題ありません。むしろ、この読み方で読む方が臨場感が上がりやすいと私は実感していますので、私はこの読み方を娯楽で使うのはおススメだと思っています。)

これが娯楽ではなく小説家を目指していて、とにかく内容を把握する必要がある場合には速読で一気に読んでもいいのです。

今回のハイスピードツイート・リーディングでは、口にできる限界のスピードで実際に音読することで
結果として、速読をする際に脳内で音声化するプロセスを省略できるようになりやすくなります。

理由としては実際に口にできる速さよりも脳内で音声化される速度の方が速いので、口にできる速さを上げれば上げるほど脳内の処理はそれよりも速く処理をします。

なので結果として、今まで、わざわざ脳内で音声化してしまっていたのが、音声化せずに読めるようになるのです。

同時に今まで通り好きな時に音声化もできるようになります。

また、この「ハイスピードツイート・リーディング」は、ぜひ「先読みの技術」を使いながら実践してほしいと思います。

つまりは、先読みの訓練も同時にできるのです。

この時に使うテキストは小説などではなく、ファクト記事の内容をお勧めします。

例えばこの「速読脳」でもいいです。

とはいえ、まずは自分で好きなように選んでいただいて大丈夫です。

やりたい本から始めてください。

ラノベでも大丈夫です。

この「ハイスピードツイート・リーディング」を続けていくと結果的に読書以外の知的活動全般が鍛えられ高められます。



そして、この「ハイスピードツイート・リーディング」ですが、できれば同じ本を繰り返し「ハイスピードツイート・リーディング」で読んでください。

というのも、今回の記事の目的としては繰り返し「ハイスピードツイート・リーディング」をすることで本の内容を何度も反復するので、結果として繰り返せば、繰り返すほどに速く読めるようになるからです。

まあ普通に考えて当然なんですが、実際に通しで10回以上も同じ本で「ハイスピードツイート・リーディング」を繰り返している人がどれだけいるのでしょうか?

とはいえ、通しで読むのは正直大変ですので一章だけでもいいのでやってみてください。

とにかく繰り返し、繰り返し、一章分を「ハイスピードツイート・リーディング」をしてから普通に読んでみると…。


皆さんが最終的に目指しているであろう、ページをめくった瞬間に、しっかりと理解できている状態を体験できると思います。


速読の原則として、読者が元々持っている知識量が多いほど速く読める。
と書きましたがまさに、「ハイスピードツイート・リーディング」を繰り返して、書籍の知識を増やしていくのです。

もちろん皆さんは、初見の本でめっくた瞬間に理解したいハズですが、まずはこの、ページをめっくた瞬間に読める感覚、理解できる感覚がどんなものなのかをプチ体験してほしいのが今回の目的です。

初見の本でもこのように読めるようになるには、あとはどんどん本を読んでいけば知識量は自然に増えていきますので自然と速く読めるようになっていきます。

しかし実際に目的としている感覚に近い状態を知っているのは成長速度を上げる大きな助けになります。

しかも、ただ単に、書籍で紹介しているトレーニングを繰り返したオマケで実感できるので、かなりおススメです。

また、別のアプローチも書いておきますが、それは…。

初見の本で「ハイスピードツイート・リーディング」をどんどんやる!です。

目的に応じて取り組む内容を選んでください。


とりあえず、私が採用をし、実際に日々利用をしている、苫米地式速読術である「ハイサイクルリーディング」についての、初歩的な内容を、簡単にまとめてみました。

ただ、当然のことですが、この記事を一度読んで終わり、もしくは参考書籍を一度読んで終わり…という状態では、まず変化は起きないでしょう。

書籍だけではないですが、知識や情報を最大限に自分に活かすには、獲得した情報や知識を、実際に活用することが、大前提としてあります。

つまり、知識や情報の獲得とそれらの実践は1セットなのです。

ですので、皆さんも、ノウハウコレクターのように単に情報触れただけで終わりにしないで、短い時間でいいので、実際に実践を、行動を積み重ねてください。

その積み重ねが、日々の変化へとつながり、明るい未来へとつながっていきます。

焦らないで、マイペースで構いませんので、どうぞ、気が向いたときに、実践を!


それでは、今日も最高の一日を。

参考書籍



年収が10倍になる速読トレーニング
苫米地英人
コグニティブリサーチラボ株式会社
2013-12-23