これからコーチング関連の記事を書くにあたり、必要となってくるのが、それぞれの専門用語の定義や意味になります。
最近はコーチングも市民権を得てきたので、元々の意味合いから、だいぶ違う意味で使われていることが増えてきました。
苫米地さん関連の話であれば、「英語脳」という造語も現在のコーチングと同じように、元々の意味合いとはかなりズレた使われ方をしているシーンが多くあります。

今回の記事は「英語脳」に関する記事ではないので、本当にザっと書いておきますが、元々苫米地さんが意図している使い方は、日本語の神経ネットワークを一切使わないで、徹底的に日本語を排除して、英語だけの空間を作り上げ、英語にのみどっぷりと浸れ。
というのが本来の意味合いです。
元々は2000年に某雑誌に半年間連載していた内容が「英語脳」という言葉の原点になります。
この連載からすでに20年近くが経っていることもあり、また連載当時からも、あまりにもインパクトがある言葉だったこともあり、当時から元々の意味合いからはかなりズレた内容で「英語脳」という言葉が一人歩きをしていたようです。

そして現代であれば、コーチング関係の内容も同じように、原典の内容とはかなりズレた内容が一人歩きをしています。

なので、間違った内容を真に受けて時間を無駄にしないようにしてもらいたいと思います。

そのためにも、
苫米地英人は何者なのか?【本人監修公認記事】
「苫米地理論用語解説集」に簡単にまとめられていますので、まずはこちらの記事をご覧ください。

また、こちらの記事から、さらに詳しく書かれた記事にリンクをしている用語もありますので、それらの記事も読んでください。

このブログの目的の一つに、一般的な人よりも速く記事を読めるようになる!という内容がありますので、文字を読む習慣がない人向けの3行にまとめました!みたいなミスリードを誘うような行為は基本的に考えていませんし、するつもりはありません。
ですので、今回のようにリンクを使い参考文献などを使う場合は、そのリンク先でさらにリンクがある場合は当然、しっかりと読んでもらっている…という前提で記事を書いていきます。

今回のリスタさんの記事では「コーチング」における基本的な用語が沢山登場をします。

もちろん、各書籍ではこれらの用語を使い、さらに詳しい内容が書かれています。

個々の内容は、先程紹介した記事を読んでもらいたいと思いますが、それだけでは少しあれなので、すべての根幹となる「ゴール」についての内容を今回の記事では書いておきます。

苫米地式、タイス式における「ゴール」の基準は「現状の外側であり、自分が心の底からやりたい内容」というのが基本となります。

まず、「現状の外側」の反対になる「現状の内側のゴール」というのは、「ステータスクオ」つまりは、現状維持を続けた状態の未来に起こりうる内容も含めて「現状の内側のゴール」という定義になります。
これはよく出てくる例である新人社員が将来その企業の社長になる!というのは確率論の話でありガチガチの「現状維持、現状の内側のゴール」の典型になります。

そもそも「ゴール」設定における意味合いの一つは「現状に劇的な変化を起こす」という内容があります。
そして現状を劇的に変えるには「現状維持を続けているのではダメ」というのが基本となります。

この時に先程書いた「心の底からやりたい内容」という部分を大切にしてもらいたいのです。
例えば今は営業の仕事をしているが、本当は医者になりたいサラリーマンがいたとします。
この時に、多くの自己啓発系の内容であれば、まずは具体的なプランをステップバイステップでしっかりと最後まで描いて進んでいきましょう!というのが一般的です。
ですが、これがまさに先程書いた「現状維持を強化する方法」なのです。

まず、人間には「RAS」という機能があり、その機能が心理的な盲点である「スコトーマ」と呼ばれる内容を作り出します。
この「スコトーマ」は基本的に現状の外側の内容を見えないようにします。

つまり、営業職から医師になるというゴール(もどき)を設定したときに、ステップバイステップで明確に見えている状態というのは、明らかに現状維持の内容であり、また、その目標設定のための行動に対するエネルギーも出てきません。
運悪くエネルギーが出て行動を開始しても、その期間はとてもつらく、我慢の連続というストレスフルな状態を進んでいくことになります。

では、なぜこのようなとてもつらい状態になるのか?というと、その理由が「現状の延長線に決めた目標設定だから」です。

そもそも苫米地式などにおける「ゴール設定」の基本はすでに書いているように「現状の外側の内容」が基本となります。

なので、今回であれば、「世界を飛び回り世界中の人々を助ける医師になる」というゴール設定と、一般的な状態を基準にした、ステップバイステップで「無難に決めた目標」とでは、明らかに、必要とするエネルギーが違うのは理解ができるでしょう。

これは、高校野球を例に考えるのであれば、最初から甲子園優勝を目指しているチームと、運がよければ甲子園に出れるといいな~。
というチームでは、どちらのほうが甲子園に出場できる確率が高いのか?そして、必要とするエネルギーが出てきやすいのはどちらか?というのは、言うまでもなく理解できると思います。

つまりは、よくある自己啓発系の目標設定である「手ごろな内容から少しずつ始める」というのは、
現状の維持を強化し、さらにエネルギーも出てこない、そして、やればやるだけ苦しくなる…というまさに「ラットレースオブラットレースの世界」に自ら進んでいくことになるのです。

では、苫米地式などにおける「ゴール設定」がなぜ効果的なのか?というと、その基本の一つが現状維持のコンフォートゾーンから、現状を超えたゴール側のコンフォートゾーンへと移動させることで、ゴールを自然と達成していく!という仕組みが使われるからです。

今まで現状維持ではなく、現状の外側にゴールを設定しよう!と書いてきました。
この現状の外側とは別の言い方をするのであれば「現状を超えていけ!」という意味合いにもなります。

現状維持というのは何もしなくても起きる現象です。
ですが、現状を超えていこうとすると、当然ながら、超えていくためのエネルギーが必要になります。
そして、そのエネルギーを生み出すためには、現状を基準にするのではダメなのです。
なぜかというと、現状を基準にするということ自体が、結局のところ現状の延長線上となり、すでに書いているように、現状の延長線とは、現状維持そのものになるからです。

だからこそ、営業職から医師になる!という内容でも、多くの常識的な人々から受け入れられるような内容、例えば、将来的には田舎に自宅兼診療所を持ちたい!というようなよくある目標設定は、すでに何度も書いているように現状の延長線になります。
ですがこれが、「世界を飛び回って世界中の人々を助ける!」というゴールでは、そもそもの根本的な基準と必要とする内容すらもが、大きく違ってきます。
一般的な勘違いの一つに、現状の延長線で、今わかる内容から少しずつ進めていくことが成功への道である!という内容がありますが、これこそが、「ラットレースオブラットレース」への道になるのです。
ですが、コーチングにおいては、ゴールの達成方法はわからなくてOKだし、
ゴール自体も他人が聴いたら馬鹿にされるようなくらいのとてつもなく大きなスケールのゴールが正解である。
というのが、コーチングの基本になります。
このように聴くと「エフィカシー」の低い人間からは、非難をされるでしょう。
ですが、その非難こそがそもそものその人の「低エフィカシー」の証拠でもあります。

大きなスケールのゴールを設定する。
その時に「最初から」達成方法がわからないものがより望ましい。
これが、ゴール設定の基本になります。
まずは大きなゴールを設定することで、現状のコンフォートゾーンからゴール側のコンフォートゾーンに移行をすることで、スコトーマが外れて、ゴール達成の方法がどんどん見えてくる。
あとは、その見えてきた方法を実践していく!というのが、コーチングの基本プロセスになります。
だからこそ、ゴールを設定した時点では達成方法が明確にわからなくてOKなのです。
達成方法はやりながら自然と「発明、発見をしていく」のです。

そして、さらに大切なことがあります。
それは「ゴールは更新をしていくものである」ということです。

苫米地さんがコーチングの話をするときに出てくる内容に「真のゴール」という言葉が出てきます。
これは最初から見えてくるゴールではなく、「ゴールの更新を続けていくことで見えてくるゴール」になります。

一般的な考えではゴールは更新をするものではなく、たった一つだけで人生全てかけるもの…というような誤解がありますが、これは奴隷の考え方です。
「ゴールは更新をしていくことが大前提な内容」です。

そして、ゴールとは一つだけでなく「たくさん持つ」ことが大切です。
この「複数のゴール」のことを「バランスホイール」と呼んでいます。

今までは職業を例に記事を書いてきましたが、職業以外にも、趣味、健康、生涯学習、人間関係、社会貢献、余暇、ファイナンスなどがよく言われる各ホイールの内容です。
また、このホイールの中でも個別にゴールが設定されることになります。
例えば趣味であれば、カメラの趣味のゴール、釣りのゴール、サイクリングのゴール、社交ダンスのゴールなどの様に、これまた個別にそれぞれのゴールが設定される訳です。
そして、各ゴールに優先順位はなく、「すべてが独立をしたゴールになる」のです。
つまり職業のゴールと趣味のゴールに優位関係もなく、それぞれが独立をしたゴールになるのです。

ゴールは一つではなく沢山の複数のゴールをそれぞれ独立して設定をする!という内容を聞くと、多くの日本人は驚くでしょう。
それくらいに、日本では自分の人生に制限を書けるような悪習などが多くあります。
そして、現状の外側を基準にゴールを決めていく。
この2つをまずはしっかりと頭に叩き込んでください。

ちなみに、先程の医師になりたいサラリーマンの例に補足をしておくと、別に田舎に自宅兼診療所を持つことが悪い内容だということではありません。
この例えはあくまでも比較のために書いた内容であり、田舎に自宅兼診療所を持つことが、その人の本当に心の底からやりたいことであれば、その内容をゴール設定にするのはOKなのです。
なぜなら、すでに書いた様にゴールは更新を前提とする内容だからです。

また、何度も現状の外側の内容を!と書いてきましたが、ここもあまり気後れしないで、それよりも大切にしてもらいたいのが、「心の底から望む内容」という部分です。

例えば、今まで自分の企画を一つも通せていないアプリ制作の部署にいる人が、まずは多くの人に楽しんでもらえるアプリを作る!というゴールを設定してもいいのです。

このように書くと、ここまで書いてきた内容と矛盾していない?と思う人もいるでしょうが、そもそも現状の外側の内容にもいろいろあります。

一つ簡単な例を書くとしたら、自分が今まで全く経験をしたことがない内容は多くの場合現状の外側の可能性が高い!ということです。
それを基準にすれば、今まで自分の企画を通せていない人が、大人気のアプリを世に届ける!というのは、十分に現状の外側といえる訳です。

そう考えれば、実は現状の外側の内容は、世の中に、自分の身の回りに本当にたくさんあることが理解できるでしょう。
ですが、その沢山ある現状の外側の内容に全く気が付かない、気にならない理由が「スコトーマ」が働いているからです。
つまりは、現状維持のためにスコトーマが働いているので、多くの、変革のきっかけが周りにあるのに認識に上がらないのです。

ということは、現状を激変するためのきっかけは、あなた自身の身の回りにすでに沢山存在をしているのです。
それらの自分にとっての未知の内容を利用して、自分が望むような人生を作り上げていくのです。

ここが、やればやるほど苦しくなる一般的な自己啓発と違う部分です。
すでに書いていますが、多くの自己啓発の基準は、苦しい現状を基準にして、延長線の内容を強制的に行わせています。

しかし、コーチングにおいては、今気付いていない未知の内容を認識に上げて、その未知の内容を利用していくことで現状を変えていく!というのが、コーチング理論の基本になります。
ここが大きな違いになるのはよーくわかると思います。

人生を大きく変えるには、まだ見ぬ未知の内容に、まずは気が付く必要があります。
そして、その未知の内容は人それぞれ必要な内容が違います。
だからこそ、例えば、サラリーマンから医師になる!というゴールを設定している人でも、
Aさんは日本の医学部に入学する。
Bさんはアメリカの医学部に入学する。
という感じで、達成方法が全然違うのが普通なのです。

ここまで書いてきた内容はコーチングにおいて本当にさわりの内容ですが、最後に、今回のゴール設定に関係する内容をまとめておきます。

まずは、現状を基準としない、大きなスケールの内容である。
そして、その内容は今の自分が心の底から望む内容である。
さらに、各内容ごとにそれぞれのゴールを設定する。
そして、ゴール達成が近くなる前に、次のゴールに向けて、ゴールの更新を続けていく。


今回の記事の内容だけでも、多くの人にはとても効果的な内容だと思います。

ですが、すでに書いているように、この記事の内容はあくまでも「さわりレベル」の内容になります。

ですので、今後は、各内容についての記事も、随時投稿をしていきます。

それらの記事や紹介している記事や書籍も参考にして、皆さんの人生の役に立てば幸いです。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、今日も最高の一日を。