コーチングの専門用語であり、現在ではアメリカのドラマなどでも時々セリフとして登場をすることもある「コンフォートゾーン」
詳しくは、リスタさんの記事に書かれていますので、まずはそちらを参考にしてください。

公式|コンフォートゾーンを変えて自然と成功していく方法


記事を読まれたという前提で続きを書きます。

そもそも「コンフォートゾーン」とは生体維持機能である「ホメオスタシス」が働く空間になります。

そして、この「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」が皆さん自身の多くの内容のパフォーマンスを決めています。

それは、仕事や学業だけでなく健康や恋愛、収入や貯蓄、さらには人間関係や日々の何気ない行動までも…ありとあらゆる内容に大きな影響を与えています。

皆さんも気が付いていない無意識のレベルで、自分はこれくらいが丁度いい…と思うことがあると思いますが、これなんかはまさに典型的な「コンフォートゾーン」と「ホメオスタシス」の機能の結果と言えます。

テストの成績を例にするのであれば、例えば、学校の中間テストと学校外の予備校が行う全国模試、そして通っている塾のテストが全部同じ時期に重なったとします。

この時に、いつもはどれか一つのテストだけでも平均点数が60点だとします。

ですが、今回の3つ重なったテストではすべてのテストで平均点数が90点を超えていたとします。

このときに「コンフォートゾーン」が移行をするか、しないかで、その人の今後のテストの点数が変わってきます。

例えば今回のオール平均90点以上の状態を、「自分らしい」と本気で思えれば、「コンフォートゾーン」が今までの平均60点の自分から、今回の平均90点以上の自分に変わることで、これ以降も同じように平均90点以上の点数を呼吸をするように達成していきます。

ですが、この時に「コンフォートゾーン」が変わらない場合は、いつもの平均60点の自分に帳尻を合わせようと、次のテストでは20点とか30点とかを連発して、トータルの平均点が60点になる様に、これまた自然と行ってしまいます。

もう一つ身近な例を出すのであれば、ボーリングのスコアがいい例でしょう。
いつも平均スコアが100くらいの人が、序盤からストライクを連発していたとします。
このままいけばすごい点数になるぞ!と思い、ふと今のスコアを見ると、すでに100点くらいになっています。
ここでも、今までのコンフォートゾーンを維持するようにホメオスタシスが働いてしまうと…それ以降は連続でガーターをするようになり、結局いつもどおりの100点というスコアになる。

これも、その人の「コンフォートゾーン」がハイスコアな「コンフォートゾーン」ではなく、いつも通りの平均スコア100のコンフォートゾーンだから、そのコンフォートゾーンにホメオスタシスが働いているのです。

あと二つだけ参考例を書きましょう。

一つ目はテニスなどのトーナメントや陸上のスプリントなどの勝ち抜き式のスポーツでは、一回の経験でコンフォートゾーンが大きく変化をすることがあります。

例えば、いつも地区大会のベスト8あたりをうろうろしている選手が、あるとき地区大会で優勝をしました。
そしてその勢いのまま県大会でもベスト4に入り、関東大会などの地域大会でもベスト4に入り、全国でもベスト16に入り、全国プレイヤーとなりました。

この時に、何がおこっているのか?というと、それぞれのグレードを勝ち抜くたびに、自分自身のコンフォートゾーンがその都度更新をしていると言えます。

だからこそ、各グレードの大会で成績を出すたびに、コンフォートゾーンが上に移行をしていき、さらに、また勝ち抜くことで、一試合、一試合ごとにコンフォートゾーンが上に上がっている…ということになります。

そして、一度全国プレイヤーとしてのコンフォートゾーンが出来上がると、余程のダークホースなどが現れない限りは、今後は自然と、楽々と全国大会まではこなしてしまいます。
それは、全国で戦うことが自分にとってはコンフォートゾーンだからです。
もちろん、ここからさらに上のレベルに行くには、コンフォートゾーンをより高いレベルに持っていくことが必要となります。

また、面白いのがコンフォートゾーンは他人の行為でも変化が起きることです。
これはいわゆる「メンタルブロック」という名前で呼ばれていますが、有名なのは日本人初の100m走9秒台を記録した桐生選手をきっかけにライバルである山縣選手たちが軒並み自己記録を更新していた時期がありました。
その時期は桐生選手が9秒台を記録して間もない頃に集中していました。
これは、桐生選手が9秒台を記録することで、山縣選手たちの「メンタルブロック」を壊したからです。
つまりは、自分にも9秒台を出せる!と「コンフォートゾーン」が移行をしたから、多くの選手が自己記録を更新したのです。

そして最後の例が、皆さん大好きお金のお話です(笑)
それも貯金に関してです。

例えば月収20万円の人が毎月2万円ずつ貯金をしていたとします。
この場合は全体の10%の割合で貯金をしていることになりますね。
そして、基本的な生活水準は特に変わらないが、収入が2倍の40万円になったとします。
これであれば、生活水準が変わっていないのだから、当然増えた20万円をそのまま貯金に回せそうですが、多くの人の場合、今までの、貯金は収入の10%というコンフォートゾーンがあるので貯金に回せる金額はたったの4万円…という状態は珍しくありません。

この場合は単に貯金のコンフォートゾーンだけでなく、もっと広いお金の関するコンフォートゾーンが関係をしてきます。

例えば、基本的な生活水準が変わらないのですから、そこまで出費が多くなることは、普通にしていればありません。
ですが、自分は収入の10%の貯金でOKというコンフォートゾーンができていると、そのコンフォートゾーンの影響で不要な出費を繰り返すことになります。

そして、コンフォートゾーンの通りにたったの4万円の貯金が習慣になっていくのです。

特にお金、金銭欲というのは脳機能的には「食欲」から来ていると言われており、つまりは、食材の貯蓄と食事という行為の二つをバランスよく保てていないと日々を生き抜くことはできません。

ですので、食材の貯蓄はお金であれば貯金、食事というのはお金ではお金を使うことと言えます。

それぞれのコンフォートゾーンをしっかりとコントロールできていないと、先程書いた例のように、貯蓄と出費のバランスが悪くなりがちなのです。

ここまで読まれた人にであれば日本語で「快適な空間」という意味になる「コンフォートゾーン」が全然快適な空間でないことに気付かれたはずです。

それは、コンフォートゾーンの設定自体には、人間が感じる良い悪いという内容は全く関係がないからです。
これは、参考にしたリスタさんのサイトにも書かれている通りに、コンフォートゾーンとは結果であり、その人の日々の行動の慣れの結果になるからです。

だからこそ、今まで書いてきた例を、もう一度読み直していただければ、よーくわかると思いますが、すべてのことが、その人達の慣れの結果によってコンフォートゾーンが出来上がっていたのです。

テストであれば平均点数の慣れが60点か90点かの違いに。
ボーリングでは平均スコア100くらいという慣れ。
テニスであれば全国プレイヤーであるという慣れ。
陸上であれば、10秒台という慣れから9秒台という慣れに変わろうとしている途中。
そして、貯金では収入の10%という慣れ。

つまりは、コンフォートゾーンとは、皆さん自身の生活における慣れによって設定がされているのです。

そして、その設定を維持しているのが「ホメオスタシス」になります。
「ホメオスタシス」に関しては別の記事に譲ります。

では、具体的にどの様にすれば自分が思い通りにコンフォートゾーンを設定できるのか?というのは基本的なことは、リスタさんの記事に書かれているのでそちらを参考にしてもらうとします。

なので、これも記事を読まれたという前提で続きを書きます。

リスタさんの記事では「アファメーション」や「ビジュアライゼーション」「プライミングの利用」などが出てきます。
これらの方法は当然効果的な内容です。

ただ、これ以外にも「コンフォートゾーン」をズラす方法はいくつもあります。

というのも、そもそもコンフォートゾーンはリスタさんで紹介をされた方法でしか変えられない内容ではなく、元々コンフォートゾーンは自然と変わっていく内容だからです。

それは、原始時代までさかのぼって、人間が環境や文明の変化に幾度となく対応をしてきた歴史を考えていただければすぐに理解できるはずです。

人間はコンフォートゾーンをその時代や環境に変化させることを繰り返して今まで生き延びてきたのです。

ではこの時に過去の人々全員が「アファメーション」などを利用して変化を起こしていたのでしょうか?
おそらく違いますよね。
では、どのようにして変化をしたのか?というと、多くの人は自然と変化をしたのです。
つまりは、これも慣れですね。
例えば、生活様式が和式から洋式に変わった環境になれたから、現代人はフォークとナイフで食事ができる訳です。
ということは、放っておいてもある程度の変化が起きるのですが、そのような状態は多くの場合、周りに流されることになります。

そうではなく、自分で望んだ状態に変えるにはどのようにすればいいのか?というと、実際に体験できることは体験をしてみる。
もしくは理想とする状態に近い状態を体験するのです。

例えば、毎日1万円のディナーを食べるのが理想だとして、現状は毎晩1000円のファミレスかコンビニのお弁当だとします。
このような状態であれば、まずは月に1回でもいいので、とにかく1万円のディナーの食事に「慣れる」ことです。
そのためには、毎晩食費を節約したり、収入自体を増やす方法を考え、実際に行動することになるでしょう。
ですが、理想とする毎日1万円のディナーを食べる!という状態に少しでも早く慣れるためにも、最初は回数が少なくても全然OKですから、とにかく、目的とする状態に触れること、体験をすることは、コンフォートゾーンをズラす大きなきっかけであり、手助けになります。

もちろん、このように実際に体験できないこともあります。
例えば、大統領になって世界平和を実現する!そのために、
実際に大統領の椅子に座って臨場感を高めたい!と思って大統領のところに行ってもおそらく不審者として逮捕されるだけです(笑)
なので、プチ体験すらも難しい内容であれば、その理想的な状態をイメージしやすいように、身近な内容や必要な情報を利用するのです。
今回であれば、まずはショールームなどで、自分が一番座り心地の良い椅子に座ります。
その状態で、実際にテレビなどで見た、大統領の部屋に、自分がいるイメージを作ります。
このような方法は「ビジュアライゼーション」と「プライミング」と呼ばれる方法になります。
つまり、リスタさんの方法は体験が難しい内容の時に大活躍をする内容なのです。

「コンフォートゾーン」をズラす内容について簡単にまとめておくと、
「アファメーション」や「ビジュアライゼーション」などのイメージングに強い臨場感を持って、自分のコンフォートゾーンにイメージの方が正しいと認識をさせる。

または、実際に体験できる内容であれば、可能な限り回数を多く体験して、さっさとその状態に慣れて、コンフォートゾーンを変えてしまう。
というのが、基本的なコンフォートゾーンを変える方法になります。

すでに書いているように、コンフォートゾーンとは慣れの結果になります。
そして、いくらホメオスタシスが働いて現状のコンフォートゾーンを維持しようと、固定化しようとしても、そもそもの現状自体が固定的ではなく流動的な内容になります。
これは時代は移り変わるという言葉で理解ができるでしょう。
ですので、変にネガティヴにならないで、もっと気楽に、自分が望むコンフォートゾーンを設定して、どんどん成功をしていく!どんどん成長をしている!それが自分らしい!というコンフォートゾーンを設定してしまいましょう!

この世に絶対不変の内容はありません。

仮に今は不遇の時間を過ごしていても、それすらも、永遠ではない。
この記事を読まれている時点で、自ら人生を切り開く術をすでに見つけているのですから、あとは焦らないで、マイペースに進んでいきましょう!


それでは、今日も最高の一日を。