能力開発

「いきなりできること」は「すでにできること」だから、意味は無い

皆さんも、始めてやることなのに、いきなりできる人を見ると「スゴイ!」と、思うことがあるかもしれません。
確かに凄いことには間違い無いでしょうが、それを間違った方向に解釈をして、自分のパフォーマンスを下げないで貰いたいです。

というのも、この様な人を見ること、もしくは、近くにいることで、自分はずっとやっているのに、全然だめだ…と、自己評価を下げてしまうことがよくあるからです。

ですが、すでにタイトルにある様に、大体の場合、いきなりできることの多くは「すでにできること」もしくは「すでにできることの延長線や近い状態の内容」だからです。

例えばテニスを例にすれば、「全く何もスポーツをやってこなかった人」と「野球の経験者」であれば、野球経験者の多くは、ダブルハンドでのストロークは、すぐに打てるようになります。

これは、ダブルハンドのストロークとバッティングが近い動作だからです。

というか、近代スポーツの多くは、必ずと言って良いほどに、どこかしらに共通点があることが多いのです。

ですので、何かしらのスポーツを一つでもやっていると、他のスポーツを始めた時に、全てでは無いですが、必ず、何かの内容で、今までのスポーツの延長線にあたる技術や内容に当たることがあります。

また、仮に技術面では共通点は無くても、試合の流れなどのメンタル的な部分で共通点がある。

例えば、先ほどのテニスで言うならば、Aさんは陸上の短距離走者で、Bさんはサッカーの経験者だとします。

この場合、Aさんよりも、Bさんの方がテニスの試合環境に近い状態でプレイした経験が長くあるので試合運びや、精神的な慣れなどが、Aさんよりも有利になります。

ここではスポーツを例にしていますが、別にスポーツだけでなく、全てのことに言える内容と言えます。

ただ、なぜこの様な事に気が付かないのか?と私自身も疑問に思ったのですが、おそらく、テレビ番組の影響だと思った訳です。

というのも、今はどうか知りませんが、昔に私が見たことがある番組では初心者、つまりは、未経験のタレントが、短期間で、凄い成長をした!とか、大きな大会に向けて練習をしており、「いきなり」凄いパフォーマンスをした!という様なシーンを見た記憶があります。

おそらく、多くの人は、身近な人以外では、この様なメディアからの影響があり、未経験でもいきなり、凄いことを「しなければならない」とか、変な思い込みを持ってしまったのでしょう。

ですが、再度書きますが、最初からできることというのは、ほとんどの場合、すでにできることか、延長線の内容になります。

つまり、全くの未経験の内容ではない訳です。

モーツァルトの映画で、幼少期のモーツァルトが初めて見たピアノで、軽々と素晴らしい演奏をした!というシーンがあるらしいのですが、これこそフィクション以外の何物でも無いでしょう。

現にモーツァルトは、とにかく楽器を弾きまくっていたようだ…という研究内容が最近は出ているようですし、実際にモーツァルトにはちゃんと先生がいたのは多くの人が知ることでしょう。

つまりは、デタラメな内容やデタラメな基準を持っている人に煽られ過ぎ!と言えるでしょう。

確かに、未経験の内容でも、すぐにできる方が、当人もうれしいでしょうが、それは、たまたま運が良かった…くらいに認識をするくらいで丁度いいです。

毎回の基準にしていては、凹んでばかりになるでしょう。

勿論、学習速度が速い人もいます。
ですがそれは、単に学習速度が速いことに慣れている。
学習という行為に慣れている!というだけです。

多くの場合、この様な人は、一般的な人よりも多くのことを経験しています。

そして、先に逆説的なことを書いておきますが、この経験した内容を「上手く利用をすること」で、学習速度が速くなります。

ただ、学習の基本は、脳機能で説明をするなら、まだ使っていない細胞を使って神経ネットワークを構築することになります。

そしてこの時に、すでに出来上がっている神経ネットワークを使ってしまうと、上手く学習が進んで行きません。

ここで、先ほどの逆説的な内容が出てきました。

基本は全く使っていない細胞を利用する。
この時にすでにある神経ネットワークを使うと学習が上手く進まない。
だけでも、学習効率を上げるには、すでにある神経ネットワークを利用する。
確かに、このままでは矛盾していますよね?

ですので、最後の内容はこの様に言い換えましょう。

「新しく学習をする内容」と「すでに出来上がっている神経ネットワーク」が「それぞれ共通をする内容だけを利用して」新たに学んで行く!という言葉が正確な言葉になります。

例えば、最初のほうに書いた野球経験者がテニスをする場合も、正確には、ストロークを打てるけど、かなり雑な状態でのストロークが殆どです。
ですのでこの状態から、つまりは野球の神経ネットワークの延長線でストロークを打っている状態から、少しずつ、もしくは、一気にテニス本来のストロークになる様に「調整」をしていきます。

人にもよるので、絶対ではありませんが、例えば手首の使い方を覚える。
腕の振り抜きかたをコンパクトにする。
打点を変える…とかが、多くの場合当てはまる内容だと思います。

この様な内容は本当に微調整という内容なのは、読めばわかりますよね?

つまり「最初からある程度の土台が出来ている人」と「全く土台が出来ていない人」との勝負になる訳です。

ここを理解していれば、この様な人達がそれぞれいる場面で、土台が出来ている人は有能だと褒め、土台が出来ていない人は無能だと罵倒をする…という環境、人物はとてもおかしなものであると思うハズです。

これは指導的な視点で書きますが、土台が出来ている、いないに関わらずに、しっかりと、個人個人に向けてそれぞれのフォローをしてあげるのがベストと言えるでしょう。

また、この様なことを、「そうは言っても~」という言葉で蔑ろにしている人は、そもそも、最初から指導者の資格がありませんので、本来であればクビで良いハズです。

ですが、日本の場合、本来であれば指導者という肩書、ポジションに相応しくない人物が居座っていることがよくあります。

まさに、その様な人物に当たってしまった人は不運としかいえません。

もちろん「運が悪かったな」で終わりにはしません。

ここでは学習という視点での簡単なコツを最後に書いて終わりにします。

まず、身体技術に関しての大前提は、一流の人のプレイを、しっかりとイメージできるくらいに、何度も繰り返し映像などを見続けることです。

最近はYouTubeなどに公式の動画が配信されていることも珍しくないので、動画をフルに活用しましょう。

もちろん、配信動画などは電気グループのピエール瀧さんの事件の様に当事者が問題行為を起こすと、すぐに削除される可能性が高いです。

ですので出来れば、これからはお手本とする人が出ているテレビ放送を録画したり、DVDなどがあれば購入をして、形として残しておくと、時代を越えて、多くの人の役に立つでしょう。

例えば、テニスであれば、錦織圭選手やフェデラー選手、大阪なおみ選手は当然ですし、自分が目指すプレイスタイルの人を見つけてお手本にするのも良いでしょう。

野球であれば、大谷翔平選手は先日引退をされたイチロー選手が「世界一にならなければいけない選手」であり「バッターでもピッチャーでも両方で大きな夢を自然と見せてくれる選手」と大絶賛をするほどの選手です。
さらに、高校時代から自ら学ぶ姿勢はとても有名でしたから、単にプレイの模倣だけでなく、選手としてどのように日々を過ごしていくのか?という内面的な部分でも、とてもおススメの人物です。
もちろん、イチロー選手もそうですし、他にも多くの素晴らしい選手が沢山いらっしゃいます。

この様に、お手本とする人達のプレイをいつでも自由に、どのシーンからでも、鮮明に思い浮かべることができるくらいに、イメージングできるくらいに、とにかく楽しんで覚えていくのです。
そして、イメージングがしっかりと出来るようになってきたら、そのイメージに合わせて自分の身体を動かしていきます。

また個人的には、イメージング、身体技術、どちらもまだまだ未熟な状態でも、試しに動かしてみる…みたいな感覚で、気軽に身体を動かすのは、楽しむという目的ではおススメだと思っています。

ただ、この時に変な癖をつけないように注意ですが…。
また、この方法はスポーツだけでなく、楽器演奏や漫画や絵画、彫刻などにも使える方法です。
演奏行為やダンスなどの身体表現では、単に動きをなぞるのではなく、その動きに込められた世界観をしっかりと感じる、共有をすることも意識しながら行うことが大切です。


では、受験勉強などの学習ではどうなのか?ということですが、当然今までの方法では上手く行きませんよね。そもそも、座学系の内容は、例えば本のめくり方や書き方を真似ても意味が無いですから。
ただ、受験や資格勉強の場合も、すでに書いたように既存の神経ネットワークを利用して、新たな内容を学習をする!というのが基本になります。

例えば、生物学の勉強をしている時に、中々頭に入って来ない場合は、理由の一つは、単純に知らないことが多いから…という原因が考えられます。
この様なときは、すでに知っている内容で自分が好きな内容と関連付けていくと、スムーズに行く可能性が高くなります。
例えば、細胞分裂の内容を勉強している時に、教科書だけではとてもじゃないが理解できない…という場合は、まずはネットなどで、ザっとで良いので細胞分裂に対して、色々と調べていきます。
例えば、漫画やアニメ、ゲームが好きな人であれば、細胞分裂に関係するような作品やシーンをまずは調べていきます。
そして、自分が興味がある作品などが見つかれば、可能であれば、その作品を一度読んでみると良いでしょう。
そうすることで、教科書だけの知識や情報以外に、面白かった漫画作品という情報が追加されるので関連付ける内容が増えたことになります。同時に教科書だけの時よりも細胞分裂に興味や関心が強くなったハズです。

知識の学習においては、すでにある知識と関連付けて学んで行く!というのが大前提ですが、その前にとても大切な内容があり、それが興味があるか、ないか?という部分になります。
当然ですが、興味がなく、つまらないから、上手く学習が進まないのです。
私だって、某アイドルグループのプロフィールを100人分暗記しろ!とか言われたら、とてもじゃないですが耐えられません。

ですが、受験勉強などの場合は、こうも言ってられません。
ですので、少し荒業になりますが、興味がない内容に対して、どうすれば興味が出てくるのか?という取り組みが必要な時もあります。
その様な時には、まずは自分の興味がある内容と関連付けられるのか?というアプローチはかなり有効です。
これは「銀の匙」という漫画でも、同じような話が出てきましたので、興味があればどうぞ。
興味が出てきたら、あとはひたすら、関連付けていくだけです。

さらに慣れてきたら、実際にその知識や情報を使っているシーンを想像する、可能であれば実際に行うことです。
先ほどの細胞分裂であれば、自分が科学者になったつもりで、細胞分裂の研究をしているシーンをイメージする。もしくは、学校の実験で直接体験をする!という行為をすることで関連付けた情報、知識に、体験的な臨場感が加わることになります。

そして、知識や情報を操作するうえで大切なのが、この「臨場感」になります。
情報に関しては、この臨場感が強くあるか無いかで、操作のし易さが変わりますし、記憶の引っ張り出し具合も変わってきます。
ですので、この臨場感を高めるという意味でも、最初から自分が好きな内容と関連づけていくと本当に効果的になるのです。


学習とは、本来は自分がまだ出来ないこと、上手く操作できないことを、より高い質で出来るようにすることを目的としています。
ですが、現代の日本では、この様な目的ではなく、単に機械の代わりになれば良い。
自分で物事を考え、判断などしないで、命令だけを素直に聞けばいい…という目的で、学習という言葉や行為が利用されていることが多いですし、この様な人間を求めている人達も多くいます。
ですから、すでにできることを、いきなりやる人を過大に評価をし、本来の学習行為をする人を不当に評価をしたり、場合によっては罵倒したりする人が多いのです。
ですが、ここまで読まれた人であれば、この様な内容は学習では無いのは理解できたでしょうし、できることの繰り返しでは、その内容が使い物にならなくなったら、その人の人生もその時に終わりになります。

なぜか日本人は、世間や人は固定的である!と思い込みたい人が多くいて、
その都度変化に敏感に対応をする人の足を引っ張る傾向にあります。
ただ、これからの時代は、1時間に前に良かったものが、今この瞬間にダメになる…というくらいに変化が凄まじい時代です。
ですので、学習というのは変化に対応をすることであり、本来の学習とは、いきなり出来ないことを、できるようにしていく行為です。
従来の間違った考え方に騙されないように、そして、その様な人達から不当な扱いをされても凹まないで欲しいと思います。

何かをするのに季節は関係ありません。
思い立ったが吉日の精神で、自分がやりたくなったらその瞬間に初めてみましょう。
そのときにこの記事を参考にして貰えれば幸いです。

それでは、今日も最高の一日を。

人間の成長と「シグモイド曲線」 そして「クリティカルエイジ」を克服しよう

人間の成長曲線は基本的に「シグモイド曲線」で成長していきます。

シグモイド - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%89


何かを学習するときには、このような曲線で成長していきます。
つまり、最初のうちは、なかなか目に見えた成長の実感が難しいことがほとんどです。
しかし、これの積み重ねが成長への確かな道になります。
まさしく、「Baby Steps to Giant Strides」です。

この成長曲線も人により変化のスピードが違ってきます。
同じ内容をやっているのに雲泥の差が付くのはいくつかの理由があるのですが、その一つに、元から持っている神経ネットワーク(学習の成果)による違いがあります。

ですが、これは上手く使えないと逆に学習の時間が多くかかってしまいます。
理由は、元からある神経ネットワークが活性化してしまい、学習したい神経ネットワークの構築が上手く出来ないからです。

例えば、よく言われているのが野球少年が大人になってゴルフを始めるときでしょうか。
このとき、ドライバーを上手くスイングするための神経ネットワークを構築する必要があります。
しかし、実際には多くの人が、昔に出来上がったバットを振る神経ネットワークを無意識的に使ってしまいます。その為に、なかなか思うようにドライバーで飛ばすことができません。

なので、新しい神経ネットワークを作るときには、既存の神経ネットワークの活性化を「抑えて」新しいネットワークを構築していく必要があります。

この時に行う必要があるのが「リラックス状態を作る」ことになります。
身体の状態は、とくにスポーツでは、同じ個所でもスポーツごとに「筋肉の使い方の癖」が異なってきます。
ちなみにこの「癖」と言うのは、それぞれの種目における身体技術の神経ネットワークのことを、ここでは意味しています。
なので、これらの癖を一時的にでも「リセットする」為に、身体を緩めてフラットな状態にしてあげる必要があります。
この状態にしてから実際に体を動かすことで、何もしないよりも新しい神経ネットワークの構築、つまり学習のスピードが速くなり、質も高くなります。

一般的にはシグモイド曲線の考えを基にするのであれば、最初の段階は中々目に見えた成果や手応えというのを実感ができません。
ただ、これはあくまでも体感としての話が基になるのですが、身体的な内容でも情報的な内容でも、おそらく、まだ、成長曲線が上がり調子になる前から、しっかりと極々小さいながらも、成長の兆しはどこかで出ているハズです。

例えば、テニスであれば昨日よりも良い当たりが一球、一瞬多くなったとか、ステップが上手く運べるようになったとかです。
英語であれば昨日よりも楽に発音ができたとか、英文の内容がわかった瞬間が少し増えたとかになります。

「些細な成長への変化」というのは間違いなく、どこかの瞬間で表面に現れているハズです。
ですので、この「目に見えないが、確実に小さな成長をしている期間」を腐らないで、焦らないで、乗り越えて貰いたいと思っています。

シグモイド曲線での成長と言うのは生得的に、人間が進化の過程で手に入れた方法になります。
ですので、自分だけでなく周りの人の成長や変化に対しても、焦らないで、ある意味じっくりと…では無いですが、成長の兆しが見えるまでは、温かく見守る姿勢も大切です。

そして、少しだけコツを書いておくと、何事にも共通をするのは、新しく習得をしたい内容を繰り返し行うことになるのですが、その時に「前回よりも質を高めていくぞ!」という気持ちを常に持って、その様に回数をこなすことです。

これは一般的な言葉で言うのであれば「一回一回を大切に扱う」という感覚で実践をしてもらうといいかなと思います。
これはよく聞く内容かもしれませんが、今回の記事の様に「既存の神経ネットワークを使わないで新たな学習を行う」という内容においては、とても効果的な考え方になります。
というのも「大切に行う」というのは「神経ネットワークへの刺激を強くする」ということであり、「一回一回の質を高める行為」だからです。
「大切に行う」と言うのを、別の言い方で表すなら、「強く意識をする、意識に上げる」という言い方でもいいと思います。

ただし、ここでの「強く意識をする」というのは、緊張をしたときに起きる「ぎこちなさ」のような状態ではなく、何度も書いているように、「行動、行為を意識に上げて、把握している状態」ということです。
これは、感覚的なものなので、言語だけで伝えるのは非常に難しい内容でもあります。
ですので、これは実際に実践をして、体感をしてもらうしかありません。

ただ、このような体感を一回でもいいので認識できると、身体的な内容でも、情報的な内容でも、どちらに関しても、非常に操作がしやすくなります。
しかも面白いのが、身体的な内容で、つまりはスポーツや武術、または楽器演奏や歌、もしくは絵画や彫刻などの、身体操作の内容で体感できた感覚を、英語の学習などをはじめとした、知的な内容にも応用ができることです。もちろん、この逆も可能です。
もう一つ、漫画でこの感覚を表しているシーンが登場をする作品を紹介しておきます。
その作品は週刊少年マガジンで連載をしていた、勝木光さんの「Baby Steps」というテニス漫画になります。
この漫画の中で「確かな一球」という言葉が出てきますが、この言葉は、今回の内容を上手く表現をしている言葉の一つだと思います。
詳しくは、実際に漫画を読んでもらいたいと思いますが、簡単に書いておくと、実際に身体で打ったショットと、頭の中で思い描いたショットとの誤差を、しっかりと認識をし、この時の誤差を無くしていく作業の積み重ねにより、成長をしていく!と言うのが、この言葉の意味するところでしょう。
もちろん、私がすでに書いている内容と、共通をする部分もありますが、当然これだけではありません。
ただ、先程も書いた様に、これは非言語の体感としての内容なので、実際に体感をして貰えないと理解はできないでしょう。

それこそ、自転車に乗った時の感覚を正確に言葉で説明をしてくれ!と言われて、本当にしっかりと説明をするとなると、めちゃくちゃ長くて大変な作業になるのは理解ができると思います。
しかし、実際に自転車に乗ってしまえば、その時の感覚は一瞬でわかるのも理解できるはずです。
この内容は、まさにそのような内容の話ですので、ここから先は、実際に体感をしてください…としか、今は書けません。
ただ、おそらくですが、この感覚は、多くの人にとっては、すぐにわかる体感のハズです。それくらいに、ハッキリとしています。まさしく、自転車に乗った体感のように。
ですので、何度も書いていますが、実際に実践をして、体感をしてください!ということです。

そして、質が高くなれば、その分だけ成長が速くなるのはわかると思います。
ですので、できる範囲で良いので、意識してやってみてください。


そしてここからは、学習速度をより高める内容を書いていきます。
そのためには、まずこちらの記事を参考にしてください。
また、こちらの記事の中に出てくる、「リスタ」さんの記事も、可能であればお読みください。

抽象度を上げる=IQを上げる。 IQが上がれば、生産性が上がり自由な時間が増える。


この記事の中で「抽象度」という内容が出てきましたが、実は加速学習をする際に大切な要素の一つがこの「抽象度」になります。

先ほどは、既存の神経ネットワークを活性化させないで学習することが重要であると書きました。

ですが、ここからは、既存の神経ネットワークを上手く利用した方法を書いていきます。

すでに書きましたが、同じ内容をやっていても人により成長の差があるときには、より早く成長をしていく人の場合、運よく、自然と、既存の神経ネットワークを上手く活用できていることが多いのです。

その理由は、新しく学習する内容と既存の内容の「共通部分」を上手く使っているからです。
これは、「リーストアッパーバウンド(LUB)」と言って、数学における「最小公倍数」の考え方がわかりやすいでしょう。
このLUBを上手く使うことで「加速学習」が可能になります。

テニスで例えるなら、最近はサーブ練習に野球の投球フォームを利用することが多くなりましたが、投球の腕の動かし方や手首の使い方などが、テニスにおけるサーブの動作と共通する部分が多いので、この共通項を利用してサーブの神経ネットワークを構築していきます。

しかし、最初のほうでは、既存のネットワークを使っていると学習が遅くなるとも書きました。
一見すると矛盾する内容ですが、そうではなく、必要な既存の神経ネットワーク「のみ」を使うのです。

先ほどの例であれば、野球のフォームのままサーブを打っても、まず、まともに打てません。これは、下半身の動作がサーブに必要な動きとは全く異なるからです。
しかし、必要な動作のみをピックアップして、サーブの動きに組み込むと上手く打てます。
つまり、学習が速い人は、これを感覚的に行っているのです。

さらに、凄いことを言いましょう。
今までは学習したいことと1つの内容で書いてきました。
新しく学習したいことがテニスであれば、昔やっていたことが野球である、そして、野球の使える部分を利用するということを書いてきました。

しかしこれが、昔にバトミントンやバレーボール、剣道やバスケ、陸上の短距離などを経験している人が、これらの神経ネットワークのそれぞれのLUBを取ることで、より早く、よりハイクオリティーな学習成果を得られます。
ここでいえば、バトミントンから手首の使い方を。バレーボールなら背中の使い方を。剣道なら体重移動を。バスケットなら視野の広さを。短距離ならショートダッシュを、テニスへと組み込むことで加速度的に成長が速くなります。

その時の訓練として先ほど張った、リスタさんに書かれている訓練が役に立ちます。
このLUBは学習全般で活用できます。

そしてここで「クリティカルエイジ」について書いていきます。
クリティカルエイジとは学習限界年齢のことですが、これは神経ネットワークを固定化することにより、観られる現象です。

クリティカルエイジの期間に上手く学習をできれば、クリティカルエイジを過ぎた期間よりも効率的に学習が行えます。

クリティカルエイジは内容によって期間が異なり、言語であれば13~14歳くらいに固定化がされますが、生まれて数週間で固定化されるものもあります。

固定化がされた内容は、そのままでは効率的に学習が進んでいきません。
もちろん、固定化がされているからと言って、まったく変化が起きない訳ではありません。
ただ、効率が著しく悪くなるという意味です。

しかし、クリティカルエイジは克服ができます。
その克服方法はいたってシンプルで「使っていない脳細胞を使えば良い」という方法になります。

クリティカルエイジは神経ネットワークの固定化によりおきます。そして、固定化された後は、固定化されている神経ネットワークがより強く使われるようになります。
なので、新しい学習、神経ネットワークを作る際にも優先的に固定化されているネットワークが活性化されるので、上手く新しい学習が進まないのです。

しかし、学習とは新しい神経ネットワークを作ることです。
そして、使われていない脳細胞はもの凄く沢山あります。
その未使用の細胞を最初から使えばいいのです。

しかし、すでに書いているように、クリティカルエイジを過ぎると優先的に固定化されている神経ネットワークを使うので、未使用の脳細胞で新しい神経ネットワークの構築が上手く進んでくれません。

それを防ぐためにも、「固定化されている神経ネットワークを活性化させないように学習していく」必要があります。
そのための簡単で、かつ、効果的な内容が最初の方に書いた「身体をリラックスさせて、身体の癖を一時的にでもリセットさせてから取り組む」という内容になります。

この、「既存の神経ネットワークを活性化させない」ということが、まずは基本になり、クリティカルエイジを克服する重要な要素の一つになります。

クリティカルエイジは進化の過程で獲得してきた必要な生命現象の一つです。
そして、克服することも当然可能です。

これからはますます寿命が延び、現役での時間も長くなっていきます。
これからの時代は90歳で働き盛りという時代になっていくでしょう。というか、90歳で働き盛りの時代はすでに始まり出しています。
年齢を理由に挑戦、学習をしないのは、あまりにも勿体無い!
「思い立ったが吉日」ではないですが、興味のあることは、まずはやってみましょう。
そして、日々素晴らしい日を自ら作っていってください。

今回の記事の内容は、老若男女問わずに使える内容です。
もちろん、身体動作だけでなく、知識の学習にもしっかりと使えますので、例えば資格試験とか受験にも、十分に利用ができます。
是非とも皆さん、参考にしてみてください。


それでは、今日も最高の一日を。



主な参考書籍

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~ 
苫米地英人
フォレスト出版
2007-06-21




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皆さんはじめまして。IroN(あいろん)と言います。  このブログでは、皆さんの「スコトーマ」と呼ばれる「心理的な盲点」を少しでも外せることを目標に、様々な記事を書いていこうと思います。  いわゆる「雑記ブログ」のような感じになると思いますが、書きたいことが沢山あるので、本当に幅広いジャンルの内容になると思います。  また、皆さんの人生の「何かしらのきっかけになるような記事」のほかに、ちょっとした暇つぶしに使ってもらえるような「娯楽的な記事」や、私が「いいな~」と思った様々な内容も紹介していきます。 どうぞ、末永くよろしくお願いします。  それでは、今日も最高の一日を!
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