「守破離」という言葉を、皆さんご存知でしょうか?


数年前までは、主に芸事、芸術、剣道、武道、あとは歌舞伎などの分野でよく使われる言葉でした。


が…(;゚Д゚)

現在では、ビジネスシーンでも使われるようになっている…らしいです(;´Д`)

まあ、基本的にビジネスシーンでこの手の内容を使う時には、ほとんどが詭弁になっているのですが(。-`ω-)



元々は、千利休の『利休道歌』にある内容…と言われています。



とりあえずここでは、すんごく簡単に書けば…。


守は「基本を守る」段階。

破は「応用へと進む」段階。

離は「オリジナルへと進む」段階。

という感じで、認識をしてもらえればいいでしょう。



この「守破離」を話すときに、よく出てくる人物の一人が、野球界のレジェンド「イチローさん」になります。


イチローさんのバッティングは独特ですが、まさに、彼のバッティングは「守破離」の段階を踏んだ、お手本のような内容になります。


まあ、どのようなバッティングか…というのは、ここでは割愛をします。



ちなみに…(;゚д゚)ゴクリ…


レジェンドバッターと言えば、他にもベーブルース選手、王選手、長嶋選手、そして松井秀喜選手が居ますが…(;゚д゚)ゴクリ…


「おおきく振りかぶって」という野球漫画の中に、今書いた選手たちには、共通点がしっかりとあり。

それでいて、全員が全く違うバッティングフォームである‼

という内容が出てきます。


この内容が出てくるのは「33巻」になるのですが。

このようなことを言っているシーンがあります。

「つまり、教えられるのは、ここまで。 あとは自分で、自分のフォームを作るしかない。」

というセリフです。



ですので、こちらの33巻も、是非とも読んでみてください。

初めて「おおふり」を読む人でも、事前情報が必要無く読めると思います。




そもそも守破離とは、人間の成長段階を表す言葉、考え方の一つと言えます。


そして、この守破離という内容は、人間の活動のほぼ全てに使える内容だと思っています。


ここでは、スポーツを例に書いていきましょう。


丁度、野球の話を書いたので野球でいきましょう。


まず、基本とされているバッティングフォームがあります。



…と、その前に補足を先に書かせてください(o*。_。)oペコッ



実は、この「基本」とされている内容も…(;゚д゚)ゴクリ…

多くの基本と言われる方法には、非科学的な状態が多いことが沢山あります。

というか、普通にあります。


例えば、これから書いていく野球のバッティングにしても…。

先程書いた33巻では、今まで基本とされていたことが、現在では、よろしくないバッティングフォームである…。
という内容が出てきます。


また、「ベイビーステップ」というテニスの漫画でも、同じような内容が出てきます。

またこの時に、「今まで基本とされてきた事」という内容も出てきます。


特にテニスは、80年代と現在では、片手ストロークのグリップが全然違います。

そして、グリップが違えば、当然基本とされる内容も、ガラリと変わっています。


ですので、近代になって生まれ、発展をしてきた内容の場合は、基本とされる内容が、時代によって大きく変わっていく、変わっている。
という事実を、忘れない様にしましょう。


この手のスポーツや内容を行う場合は、基本的には、「その時代に基本とされている方法から始める」というので、私はOKだと思います。


ただ、出来るのであれば…。


昔の時代に基本とされていた内容も、調べたり、実践をしてみると、新たな発見やスタイルが生まれる可能性が高くなるので。

一概に、昔=全部ダメ…ということでもありません。


では、現実的に、基本とされる…。
という内容を、言葉のまま体現している内容は、どんなもの、ジャンル、内容があるの?
ということですが…。


一つの基準としては…。


数百年、出来れば数千年以上、形を、内容を変えずに、現代まで受け継がれている内容。
と言うのがあります。


その代表的なのが「ヨガ」になります。

あとは、明治以前の江戸時代まで、主流とされていた、武術、剣術などでしょう。


ただ、ヨガにしても武術にしても、現代の解釈をして、ビジネスコンテンツや、近代スポーツの内容を取り入れているモノがほとんどになっています。


なので、源流を知り、実践をする…となると、普通の人には、結構な手間になると思います。


ですので、折衷案としては、剣道、空手などの武道を基本にすればいいでしょう。

つまりは、近代スポーツのように、基本とされる内容に大きな変化がないジャンル。
という意味です。




話を戻しましょう。



そして、とりあえず、ここからは、現在基本とされている内容を忠実に守っていく。
という前提で記事を書いていきます。




先程書いた様に、守は「基本を忠実に守り、繰り返す」という段階になります。

素振りであれば、基本に忠実に、何度も素振りを行うこと。
という感じです。


そして、ある程度、基本の動作をコントロールできるようになってきたら、今度は次の段階に進みます。


例えば、基本とされるバッティングが、ゴロを打つこと。
だとしましょう。

そして応用が、フライを打つこと。
とします。


守の時点では、徹底的に、ゴロを打っていきます。

そして、ある時点になって、ゴロからフライへと打ち方を変えます。

実際には、変えるというよりかは、ゴロにフライを加える…という感じでしょうか。


このフライの中には、当然、ホームランも含まれています。


とりあえず、ホームランを打つことを目的として、練習をする…ということにしましょう。


そうなると、今まで忠実に守ってきたゴロ打ちの延長線では、ホームランになるようなフライは打てない…。
と、悩むことでしょう。


おそらく、今までとは矛盾をしている内容も出てくることでしょう。


これらの問題を一つ一つ解決していき、自分のものとする段階は、守破離における「破」の段階と言えます。


「破」という言葉の通りに、今までの自分の殻を破る…というイメージ、感覚と言えるでしょう。



そして最後が「離」になります。

が…。

おおふり33巻でも、出てきた言葉ですが…。


この「離」の段階は、誰かに既存の内容を教えてもらうのではなく、自分で答えを見つけ、答えを作り上げる段階になります。


つまりは、今までのように、既存の内容をマスターするのではなく。


自分のオリジナルの形を見つけ、生み出し、作り上げる…ということです。


そして、ここから先は、どれくらいの時間が必要か…ということも、ハッキリと言えない内容になります。


イメージの一つとしては、「NARUTO」という漫画に登場をする「螺旋丸」という技の完成形のシーンが、良いと思います。


この「螺旋丸」という技は、未完成の段階でも、習得をするのがかなり難しい内容の技になります。

実際に、主人公のうずまきナルトの師匠である、はたけカカシは、自分なりの螺旋丸を完成させることが出来ず、別のオリジナルの技を作り出しました。


もちろん、主人公であるナルトは、自分なりの方法で、ナルトの螺旋丸を完成させますが…。

誰もがマネできる方法では、ありませんでした。

ナルトだからできる、ナルトの螺旋丸…という結果になるのです。



ですので、最後の「離」の段階は、自分で考え、辿り着くしか、方法はありません。


ということです。


が…。


最後の「離」を達成できるかどうか…というのは、横に置きますが。


一般的には、次の段階に進んでも、時々でいいので、前の段階の内容に「立ち戻る」ことをおススメします。


例えば、「破」の段階で、時々「守」の内容を行う。


ここであれば、ホームランを打つための練習をしている時に、時々、以前のような、素振り中心の時間を組み込む。
という感じです。


この時に、しっかりと成長をしている人であれば、面白い体験をするはずです。


それは、以前は気が付かなかったことが、自然と認識できている。

という体験です。


例えば、「守」を始めたばかりは、一回の素振りで意識できる内容が3ヶ所しかなかったとします。


しかし、久しぶりに素振りをすると、その時には、10ヶ所もの内容を、意識上に上げることが出来た。


このようにして、以前は気が付かなかったことも、自然と気が付いており、同時に、コントロールもできるようになっている。
というのは、自分が、成長をしていることの証拠になります。

そして、さらに成長をすれば、これらの数や範囲が、もっと多くなります。


また、毎回、必ず…、ではありませんが。


立ち戻ることが、先に進むためのヒントや、きっかけになることも、よくあります。


ですから、「行って、戻って、また進んで…。」という繰り返しになる訳です。



実は、この体験を比較的簡単に出来る内容があるのですΣ(゚Д゚;エーッ!

それは…(;゚д゚)ゴクリ…

同じ本を繰り返し読むこと…という内容です( ̄ー ̄)

例えば、1ヶ月前に読んだ本を読み返す。

本当に、こんな感じです(笑)



別に1ヶ月前に限らず、数年前とかでも良いのです。


比較的簡単に、多くの人が体験できる方法の一つが…(;゚д゚)ゴクリ…

子供の頃に読んだ本を、大人になってから読み返す…という方法ですね(((uдu*)ゥンゥン。


例えば、小学生の頃に読んだ、「るろうに剣心」を、大学生になって読み返したら…(;゚д゚)ゴクリ…

小学生の頃は、緋村剣心が大好きだったのに(((uдu*)ゥンゥン

大学生だと斎藤一に、凄く共感できる(@ ̄□ ̄@;)!!

という体感が、まさにこれです(((uдu*)ゥンゥン


この場合は、成長によって、好きだったキャラクターが変化をした…という例ですが。

このような現象は、他のことでも自然に起きるのです。


それは当然で…。

自分という対象が、成長と言う変化をしているのですから。

相手側の対象に変化が無くても、自然と結果が変わってしまう。

ということですね。


漫画を読み返すのであれば、かなり簡単だと思いますので、是非とも気が向いた時に、お試しを( ̄ー ̄)

もちろん、小説や、なんなら、ストーリーがあるゲームでもOKです( ̄ー ̄)


例えば…(;゚д゚)ゴクリ…

FFシリーズとか(((uдu*)ゥンゥン

テイルズシリーズとか( ̄ー ̄)

サモンナイトシリーズとかヾ(*´∀`*)ノ

これらは、大人になるためには、必須のゲームですからね(笑)



という感じで、今回はこの辺で(o*。_。)oペコッ



これからの時代は、個人で学べる内容が多くなります。


そして、学ぶための人生時間も多く、長くなっていきます。


であれば、年齢など気にしないで、やりたいと思った瞬間から。


まさに、「思い立ったが吉日のマインド」で、トリコさんのように(笑)


ガンガンと、人生を築き上げていきましょう‼



それでは、今日も最高の一日を!